学校日記

研究発表大会

公開日
2014/02/03
更新日
2014/02/03

校長室から

1月24日に本校で道徳授業の公開並びに道徳授業についての1年間のまとめ,そして大阪教育大学名誉教授で文部科学省教育審議会の道徳教育の委員を務められた藤永芳純先生の講演と続く大会を開きました。全国からの参観者や京都市教育委員会からの来賓を含めて120名ほどのお客さんがみえ,盛会で終えることができました。
 道徳については新聞等でも大きく取り上げられていますが,2020年より教科化されます。教科化されるということは現在では教科ではない…ということです。では教科と領域にはどんな違いがあるのでしょうか?
 一言で言うと教科書があるかないかが大きな違いです。教科書があると単元が存在します。単元があるとその単元の内容が頭に入ったかどうかという評価評定をしなければなりません。評価評定は道徳の場合はその人の心の問題ですから非常に難しい…あるいは見えにくいものになりそうです。英語活動も新しく「英語」という教科に替わりそうです。さて話を道徳に戻しますが算数などで「あまりの出る割り算」などという単元に相当するものが,「自由」や「公正公平」や「不撓不屈」「感謝」など「価値の項目」があります。現行の道徳ではこの価値の項目を大きく4つに分けています。(中学では5項目)
 一つ目が自らを見つめ,自らに問いかける「自分との関わり」です。
 二つ目は友達や近くの人を尊重し,相互依存について考える「人との関わり」です。
 三つ目は自然や人の力を超えた事の尊厳を考える「自然や崇高なものとの関わり」です。
 そして四つ目が社会のルールやモラル,伝統について考える「人間社会との関わり」です。
道徳というと何か気難しいこと,お説教,などと想像されがちですが毎日食べる「ごはん」だけでもこの4つの関わりを考えることができます。
 しっかりご飯を食べることで自分の体をしっかりと作ることは1の教材となりますし,ご飯を炊いて下さるおうちの方を取り上げれば感謝で2の教材となりえます。お米ができるまでには太陽の恩恵・水の恩恵・風の恩恵を受けて育つことをとらえれば3の教材として使えるし,食べ方のマナーを取り上げればもちろん4となります。
 先日の発表大会では5年生は地域女性会の方にお越し願い,風呂敷の包み方について教えていただきました。一升瓶二本の包み方や丸いスイカの包み方などは子どもたちも参観者も驚きの声をあげていましたが「先人から受け継がれた素晴らしい文化」を次代に繋げていく4の項目の学習でした。きっと子どもたちは素敵な風呂敷の伝統文化を後世に伝えてくれるでしょう。
 教科化されたときにこんな風呂敷の教材が教科書に載ってくれればいいのですが,そのためにも本校での道徳の推進が大切と考えています。

追 記
 訂正です。先日のPTA実行委員会で七三京都ジュニア検定の話をしましたがその中で「若一神社」の発音を「わかいち」としてしまったのですが,もちろん「にゃくいち」です。すみませんでした。
それともう一つ。ノーベル賞学者ですが福井謙一博士の生まれは奈良県です。学生時代を京都で過ごされています。京都大学出身ではありますが京都出身と言い切るには語弊がありそうです。子どもたちにも説明しておきたいと思います。すみません。

                     校 長   安 田  曜