学校日記

子育て上ちょっといい話

公開日
2013/03/01
更新日
2013/03/01

校長室から

「愛情の反対は憎しみでも嫌悪感でもない。無関心である。」これは世界中をキリスト教の精神で世直しに飛び回ったマザーテレサの有名な言葉です。今,いじめがあった時に知らん顔をしている,また隣であったことさえ気が付いていない,この無関心な人たちが(子どもたち)がいじめの助長にもつながっているという論評をよく見聞きします。いじめや問題行動に関わっては自分が大変だ!とそっとその場を立ち去る…という「見て見ぬ振り派」ではなくて,見てても自分には関係ないわ…とばかりに,その場から逃げるでもなく,また大変だ!と知らせに行くわけでもなく,何もないかのように他のことをしている無関心派の登場はなにか信じられない感じがします。
しかし先日,人権交流京都市研究集会での,元岐阜大学の先生の話を聞いてハッとしました。
「無関心派」はあっても当然だよ。だって自分と関係がなかったら足の下で起こっていても気がつかないもの!…と言われるのです。どういうことかと言うと点字ブロックの話でした。点字ブロックはその発明が特許を持っているため,その使用許可を出しているところや改良して使用されたものなど様々だそうです。だから縦棒が長い場所や○点の大きさが違ったり棒に切れ目が入っていたりして,目の悪い方にとっては間違いやすい構造になっている。それをあなたは気づいていますか?といわれました。そういえば点字ブロックの形状がいくつか違っていることはなんか気づいていましたが,だから行動を起こしたこともなく足の裏の触感の違いに関心をもったことすらありませんでした。このように分かっていても無関心でいることや,昔はとてもこだわっていたのに今では昔のことを忘れてしまっていることってあるんですよ。と,言う話でした。
 昔はこだわっていたことを忘れてしまっていることの例も話しておられました。それは子どもにとったアンケートを分析してみると大人や親に対しての4つのお願いがあるそうです。
 一つ目、話をよく聞いてほしい。
 二つ目、決めつけないでほしい。
 三つめ、子ども扱いせずに同じ人間として扱ってほしい。
 四つ目、せかさないでほしい。
だそうです。なるほど昔,自分が子どもだったころを思い出したらこの四つは,よく反発していたことです。子どもの時ばかりか今でもそう思うこともあります。きっと子どもたちも,子どもの言い分をよく聞かないで,決めつけて頭ごなしに怒られている…そしてその後は,「お母さんの言ったことを早くしなさい!」っていっつも言われているって感じてる子も多いのでは。
 四つのうち三つもできたら素晴らしいな…いや二つでもいいかな?
そんなことを思いながら元岐阜大学藤田教授の話を聞いていました。

                      校 長  安 田  曜