新年おめでとうございます
- 公開日
- 2013/01/09
- 更新日
- 2013/01/09
校長室から
新しい年の「校長室から」は読書の話とスポーツの話から。
この冬休みに久しぶりに子ども向けの物語を一気読みしました。時間泥棒が盗んだ時間を人間に取り返してくれた女の子の不思議な物語で題名は「モモ」といいます。アッ!その話なら知ってる…と言う方や子どもさんも多いかもしれません。作者はミヒャエル・エンデというドイツの男の方なのですが読んでいてメルヘンチックでありながら今の世の中に対する痛烈なメッセージをモモから発信させています。ゆったりとする時間,あるいは楽しく語らう時間を灰色のコートを着て灰色の顔色の紳士たちが買いあさっていって,人々は無駄をなくした代償に余裕やゆとりをなくしていく。そのたくらみに気づいたモモとカメのカシオペアは時間泥棒と対決していきます。私自身が冬休み…という少し落ち着いた時間の中で読んだせいか,何かとても不思議な気分になりました。本当に大切なものは何かを考える機会となりました。おとなが子ども向けの本を読むということがあってもいいのではないかな?とも思いました。
もうひとつ冬休みの話題から。高校サッカー選手権大会で京都代表の橘高校が全国ベスト4に残りました。私も長年サッカーをやってきているので,なんとなく橘の試合は京都予選の決勝から見ていました。まあ…いつもハラハラドキドキさせるのが好きなチームだな!というのが正直な感想です。(けして橘びいきではないんですが…)京都府予選決勝も東山高校相手に前半に3点取った後,2点追い上げられて逃げ切り,先日の新潟代表の長岡帝京高校相手にも前半に2点取った後に後半はシュートを雨あられのように打たれ続けて1点を返されましたが2−1で逃げ切りました。東山戦も長岡帝京戦も相手のシュートがことごとく橘のバックスの体に当たるのです。相手のシュートコースに次から次へと体を投げ出していくサッカーはお世辞にもきれいなサッカーではなく,バックスの戦術としては誉められたものではないのですが,なんとかしたい!という気持ちが最後の数センチの粘りに結びついているのでしょう。最後数センチの粘りは何もサッカーやスポーツだけではなく,ピアノや学習でも同じでしょう。ましてや仕事やひいては人生にもつながるかもしれませんね。
こんな年末年始を過ごしましたがみなさまはいかがでしたか?仕事柄,逆にとても忙しかったかった方も多いと思います。それぞれのかたにとってよい一年でありますように。
校 長 安 田 曜