校長室から 今年度の梅小路教育について
- 公開日
- 2012/04/17
- 更新日
- 2012/04/17
校長室から
社会では,近年の産業・経済の構造的な変化や雇用の多様化・流動化等を背景に非正規雇用者が増加するといった雇用環境の変化や「大学全入時代」が到来する中,子どもたちが将来に不安を感じたり,学校の学習に自分の将来との関係で意義が見出せずに,学習意欲が低下し,学習習慣が確立しないといった状況がみられたりしていると言われています。そして勤労観・職業観の希薄化,フリーター志向の広まり,いわゆるニートと呼ばれる若者の存在が社会問題化しています。そこで,本校では,このような変化の中で,将来子どもたちが直面するであろう様々な課題に柔軟かつたくましく対応し,社会人・職業人として自立していくことを目指し,昨年度より,生き方探究教育(キャリア教育)を推進してまいりました。
生き方探究教育では,すべての教育活動で生き方探究教育の視点を取り入れ,各教科領域でつけるべき4観点の力だけでなく,学習の基盤であり,児童が大人になった時に社会人として必要となる基礎的・汎用的能力を小学校から意図的,系統的につけることが重要です。今年度本校では,基礎的・汎用的能力である「課題対応能力」「自己理解・自己管理能力」「人間関係形成・社会形成能力」「キャリアプランニング能力」の4つの能力を各学年の発達段階にあった力を育むこととしました。教員研修においては,昨年度より,教員が生き方探究教育の必要性や意義をしっかりと認識できるよう講師を招いての授業研究会はもとより,ワークショップや小グループで教員のお互いの良さや知恵を出し合える研修会を実施してまいりました。今年度も引き続き校内研究会,校内研修会を通して,学級経営,教科指導の基礎基本を身に付け,全教員の指導力を高めてまいります。それに加え,学校運営協議会,ふれあい土曜学習推進協議会,地域諸団体の皆様に授業支援や行事等において,梅小路の強みである地域力を生かした体験活動を多く取り入れ,学びが地域と結びつきながら生活で生かせるよう進めていきたいと思います。