学校日記

グロトリアンのピアノがやって来た!(2)

公開日
2010/10/06
更新日
2010/10/06

学校の様子

グロトリアンピアノ

 グロトリアンピアノは、日本ではそれほど有名ではないようですが、ヨーロッパでは、一流ピアノとしてよく知られており、その評価もかなり高いようです。
 第二次世界大戦の空襲で工場が灰塵と化したため、一時中断したピアノ製造が1940年再開されたことに対して、高名なピアニストのWilhelm Kemp(ウィルヘルム ケンプ)は、サンパウロから次のように書き送っています。「音響と清純な繊細さに関する限り、グロトリアンピアノは灰燼の中から新たな壮麗さを持って現れたのだ。」
 GROTRIAN・STEINWEGは、当初から品質的にたいへん優れていたため、ヨーロッパの国々の宮廷御用達とされたのはもちろん、著名なピアニストや音楽家からも、たくさんの賛辞が寄せられています。ケンプ以外にも多くのピアニストや音楽家から支持され、愛されてきました。クララ・シューマン、パウル・ヒンデミット、ワルター・ギーゼキング、パウル・バデュラ−・スコダ等、枚挙に暇がありません。
 また、カリスマ的な調律師の杵淵直知氏が、ドイツ滞在中に奥様に書き送った手紙の中で、ドイツのピアノ専門家の意見として、次のようにグロトリアンにふれています。「ドイツでピアノが10あって9つが響板が割れたとする。残った響板の割れないピアノがあったら、それはグロトリアンだ。」
「アップライトは、グロトリアンが世界一だとだれでも言う。」(杵淵直知書簡集『ヨーロッパの音を求めて』より)