学校日記

前期後半スタート!

公開日
2015/08/26
更新日
2015/08/26

校長室から

 8月26日(水)、いよいよ前期後半がスタートしました。
子ども達は、元気に登校してきてくれました。
そして、教職員も全員元気に出勤してきました。

今日から、スタートです。

朝会では、お話のあと、1冊の短い本を読みました。

『ハチドリのひとしずく』(監修 辻 信一)

こんな話をしました。

この短いお話には大きなメッセージがこめられています。
主人公のクリキンディは、ハチドリという小さな体ながら大きな勇気を持っているように感じられます。
そして、まわりの動物達は臆病者で、自分さえよければいいといったような卑怯者のように感じられます。
でも、動物達は火事を消そうともせずに逃げ出してしまった本当の理由は、何だったのでしょうか。
大きな体のクマは、小熊を守るために避難したかもしれません。
足の速いジャガーは後ろ足を使って火に砂をかけることに気付かなかっただけかもしれません。

クリキンディは、本の中で伝えていると思います。
他の人を避難したり、怒りや惜しみや妬みを人に向ける暇があったら、
自分のできること、自分にもできることを淡々とやっていきましょう。と

クリキンディはこんなことも伝えていると思います。
私達はあまりにも大きな問題や困難や力に取り巻かれてしまうと、あきらめや無力感に心が支配されてしまいますが、どんな困難な中にあっても、
私達一人一人には
「できること」が必ずあるんだよ、と。

あの燃えていた森は、今の世界を覆っている闇の部分かもしれません。
戦争、貧困、差別や環境破壊など、この世の中は大変な問題でいっぱいです。
でも、もっと大きな問題は、これらのことに対して、
「自分に問題を解決する力なんて無い」とか「そんなことをして何になるんだろう。」と大切な事柄や行いに目をつぶってしまうところです。

今、戦争や環境問題など大きな問題を考えるだけでなく、もっと身近な自分達の問題として考えた時も同じことが言えると思います。

私たち一人一人は、小さなハチドリの力にすぎないかもしれません。
でも、無力感やあきらめを吹き払い、しっかりと目を拓き、問題と向き合い「わたしにできること」について考え、行動し、それらを積み重ねていくことができるとしたら、燃えている森の火を消す力になるかもしれません。

さて、物語のあの森はその後どうなったのでしょうか。
燃え尽きて、なくなってしまったのでしょうか。それとも・・・・・。


ある人は、こんな続きを考えたそうです。

森が燃えているのを見たハチドリは、仲間を増やそうと思いました。
「それぞれが1羽ずつ仲間を増やすように伝えて!」
2回伝わると、4羽が、3回伝わると8羽が、
10回伝わると、1024羽が、20回伝わると100万羽以上が、
そして、40回伝わると1兆羽以上のはちどりがやってきた、あっという間に火事をけしてしまいましたのさ。


「わたしは、わたしにできることをする」「いま、わたしにできること」

考えてみてください。