校長室だより36
- 公開日
- 2010/01/26
- 更新日
- 2010/01/26
校長室から
寒さが一段と身にしみる季節となりました。新しい年も半月以上経とうとしています。子ども達はお正月気分からぬけて,寒さに負けず元気に学校生活を送っています。ただ,新型インフルエンザの流行が心配ですが,「手洗い・うがい」を励行して予防に心がけるようもう一度指導を徹底したいと思います。ご家庭でもよろしくお願いいたします。
阪神・淡路大震災より
15年前の1月17日午前5時46分震度7のゆれが起こり,死者6343人怪我をした人44,000人の大災害がありました。
私は,当日凄いゆれで起こされ,怖さで起き上がることができませんでした。ゆれがおさまって居間へ行き,テレビをつけても映らない,暖房も入らない状態で10分が過ぎたとき,テレビの速報で大きい地震が近畿地方であったことを知りました。すぐに学校へ自動車で行く途中,電線が大きくゆれていてまたもや怖さを感じました。その日のお昼頃に神戸・淡路島が震災に遭ったことを知りました。数日後,私が勤務していた学校にも,神戸・淡路島から親せきの家へ避難してきた子ども達を受け入れました。子ども達から地震の様子を聞くことができず,どうしたら学校生活に馴染んでくれるかということを考えていました。
以上が私の記憶です。15年後の神戸・淡路島は,町そのものは復興していますが,人々の心の後遺症は今でも残っているのです。15年たった今でも全く変わってないか,そのときより悪くなっているのではないかと思われるものに,人々の地震に対する「恐ろしさ」があります。我々は,時々ある地震のことをいつまでも覚えてる人は,あまりいないのではないかと思います。ところが,神戸や淡路島の人たちは,今でもちょっとの地震でも「ぞおっと」する怖さを感じるそうです。でも,地震後の全国からのボランティア活動により,地元の人同士はもちろん,離れた都市の人との交流や助け合いが盛んだったので,今でも神戸市は,「近くにいる人への優しさ,思いやり,助け合いの精神」を町に住んでいる人々に訴えています。
1月18日(月)に幼稚園と連携して地震の避難訓練をしました。避難訓練とは命の学習で,自分だけ助かるのではなく,友達みんなが助かることを考えて,避難訓練ができたかが大事になってくると思います。つまり,日頃から友達に対して「優しさ・思いやり・助け合い」の気持ちを持って行動できているかが,いざというときに出てくると思います。こういう気持ちを育てていくことが,非常に大事なことだと思います。
阪神・淡路大震災から学ぶことは,15年たった今でもたくさんあります。神戸や淡路島の人は,たとえ大きな地震が来ても,他の人達が自分達のようにならないようにと思っています。ぜひ,この地震の教訓を生かさなければなりません。