3月の朝会 「最後の仕上げ」
- 公開日
- 2014/03/05
- 更新日
- 2014/03/05
校長室から
今年最後の朝会です。
今日は、お雛さま作りの職人さんのお話の中から、
「最後に入れる目」の印象的な話をしてみました。
今週の月曜日は、「雛祭り」でした。桃の節句ともいいます。
おうちにひな飾りをだしているところもあるでしょう。
先生のところには女の子がいますが、なかなかお雛様が出せません。
今日は、一人だけもってきました。
先日、お雛様作りのこんなお話を聞きました。
「最後にどんな目をいれるか」というお話です。
雛人形は、たくさんの人の手で、つくられていくそうです。それも半年から1年くらいかけてつくられるそうです。
体を作る人、手足を作る人、着物を作る人。そして、作った着物を着せる人、頭を作る人。その頭に髪の毛を植える人、髪をきれいに結って冠をつける人。体や手足を組み立てる人、と様々な工程を多くの人の手を経て人形が完成に近づき、最後に顔を仕上げる職人さんに人形がわたります。
その時、最後の仕上げの「目」を入れる作業の場面での職人さんの言葉が「最後にどんな目をいれるか」でした。
「体もでき、着物も着せて、きれいな顔が仕上がって、あとは目をいれるだけ。この時が一番緊張します。目の入れ方で、これまでのたくさんの人の努力や仕事の値打ちが決まってしまうのです。良い目がはいらないと、たくさんの人の人間が半年という時をかけて作った仕事が全部無駄になってしまうのです。
心を落ち着け、素直な気持ちで一気に目をいれます。最後にどんな目をいれるかということがその人形に命を吹き込むんです。」
このように「最後の仕上げ」が、それまでのたくさんの努力を生かしたり、すべてを台無したりするのです。
みんなの今年の一年はどんな一年でしたか。最後の仕上げに、どんな目を入れて、どんな一年にしますか。
今年度もあと残り2週間、いよいよ最後の仕上げのときです。
残りの2週間、心をこめて、最後の仕上げをして、今年1年を素晴らしい一年にしあげましょう。