校長室だより 32
- 公開日
- 2009/11/16
- 更新日
- 2009/11/16
校長室から
いよいよ秋も深まり,野山の紅葉も一段とあでやかになってまいりました。本校では,新型インフルエンザの流行もひとまず収まって,翔鸞ふれあいまつりも盛大に開催され,子ども達・地域の方の交流もでき,大変楽しい一日でした。ふれあいまつり実行委員会・各種団体・PTAには準備から後片付けまでお世話になりました。本当にありがとうございました。
啓発参観・懇談会の挨拶
我々「人権」という言葉をいろんなところで使っていますが,人権について正しく見直したり,考えたりしているでしょうか。人権とは,「一人ひとりが人間として楽しく,明るくみんなと協調して生きていくための決まり」のことです。
世の中の人々を見回すと,背の高い人や低い人,髪の毛の長い人や短い人,男と女というようにいろいろな違いがありますがみんな人間です。世界中を観ても,英語・日本語・フランス語・中国語・ドイツ語・スペイン語というようにいろいろ違った言葉を話す人がいますがみんな人間です。顔の色や髪の毛の色が違っても,みんな人間です。いろいろな違いがあるのが人間だと言ってもいいと思います。
もし,「あなたは背が高いからだめ」とか,「あなたは日本語しか話せないからだめ」というようなことを言われたらどう思いますか。こういうことがないようにするために,人権をしっかり守っていくことが大事になってくると考えます。つまり,翔鸞小学校でも,翔鸞学区でも,日本中でも,世界中でも住んでいる人達が,みんな仲良く暮らしましょうという願いが込められていると思います。
人が人として生きていく権利には,生存権・教育権・言論権等とたくさんあります。いろいろと権利が認められています。しかし,その権利を自分勝手に作ったり,何でもやったりしてもいいということはありません。例えば,人の嫌がることを言ったり,脅かしたりすることは相手の権利を無視していることになります。こういうことがなく,お互いに認め合い,信頼しあえる翔鸞小学校にしていきたいと考えています。
そこで,本校の人権についての基本的な指導として,二つあります。第一は,人の違い,友達の違いを素直に認める目と心をもつことの働きがけです。第二は,人の長所を素直に認めて心からほめる心を持つことの働きがけです。こうした働きがけの趣旨をご理解いただき,ご家庭でもお子さんに働きがけをお願します。
後期も順調にスタートを切ることができました。日頃から本校に寄せていただきますご支援・ご協力を教職員一同大変感謝いたしております。この後期も多くの行事が予定されております。今後もよろしくご協力くださいますようお願い申し上げます。
11月の朝会の話(中止)
11月の朝会は,新型インフルエンザが広がらないために中止をしました。当日,私が話したかったことを載せておきますので,保護者の方から子ども達にお話していただければ大変うれしいです。よろしくお願いいたします。
皆さん,一日に何度のごはんを食べますか。
そうですね。朝ごはん・昼ごはん・晩ごはんの3回です。お家で食事の支度をされる人も,学校の給食を作られる給食調理員さんも,栄養を考えておいしい食事を作ってくださいます。そのことによって,皆さんの体は成長し,健康な体になっていきます。
私は,皆さんに一日に4回食事をしてほしいと思います。「エー,一日に4回も?」と不思議に思う人もいるでしょう。朝ごはん・昼ごはん・晩ごはんの三食は,体の栄養になる食事です。あとの一食は,頭や心の栄養になる食事のことで,「本ごはん」をとってほしいと思うのです。
皆さんの中には,本を読むことが好きな人がいるでしょう。また,テレビに夢中になって時間がたつのも忘れてみてしまう人もいるでしょう。テレビは画面を見ながらその様子を知ることができる素晴らしい面を持っています。また,世界の出来事などをすぐに知ることもできます。しかし,ちっょと戻して前の場面を見たいと思っても,すぐにできません。また,長い時間見ていると目を悪くします。
読書の素晴らしさは,文章を読みながらその様子を頭の中のスクリーンに映し心でそれを見たり想像したりできることです。例えば,実際に見たこともない風景でも,文を読み取ることによってその場面を心に思い浮かべてみることができます。また,一度読んだところをもう一度読みたい時には,いつでもすぐに戻すことができます。
翔鸞小学校の図書室には新しく買った本も増えます。また,近くには中央図書館もあります。11月16日(月)〜20日(金)までは「読書週間」になっています。でも,読書週間だから本を読むというのではなく,体の食事を3回とるほかに,心の食事として「本ごはん」をとる習慣をつけてほしいと思います。
聞くこと,読むこと
現在の子どもの生活を考えますと,活字離れと共にテレビやマンガ等視覚に依存する割合が高くなっています。テレビやマンガは具体的な姿を伴って展開しますので,ぼんやり見ていてもストーリーを追うことができます。しかし,話を聞いたり本を読んだりする場合はその場面にひたり込んで自分でイメージを作らなければ,内容を十分に理解することができません。
その意味から,学習の場での「読む」「聞く」の指導が重要になります。話を聞きながらイメージを広げていく力を身に付けながら,文字を追いながらのイメージ作りを強化することが必要です。テレビやマンガは受け身で画一的ですが,読む・聞くことは自発的であり個性的であると思います。