校長室だより26
- 公開日
- 2009/07/24
- 更新日
- 2009/07/24
校長室から
梅雨とはいえ,はや真夏日を思わせる日が続きますが,子ども達は元気で学習のまとめに精を出しております。夏休みまであと少しとなりました。ご家庭でも夏休みの計画を,今からしっかり子ども達と一緒に考えていただくとありがたいです。
7月の朝会の話
昔こんな話がありました。
目の不自由な人が友達の家を訪ねて,楽しいひと時を過ごしました。夜になって帰る時「夜道は危ないから」と言って提灯を持たせようとすると「目の不自由な私に提灯なんていらないよ。悪い冗談はよしてくれ」と目の不自由な人は怒りました。
しかし,その友人は言いました。「でも,あなたがいらなくても,相手がぶつかってくると危ない。だから持って行きなさい」と。確かに自分には必要なくても,相手のためには必要なものがあります。必要か,必要でないか自分のことだけで考えるのではなく,相手のことも考えるのはとても大切なことです。
相手の立場に立つこと,相手のことまで考えられる人は素晴らしい人です。反対に,自分のことだけ,自分は一生懸命やっているんだから,他の人は関係ないという人ばかりになってしまったら大変です。
それから,いつも悪口を言っている人,あたまにきたと言って相手をぶってしまう人はいませんか。「もし,自分が悪口を言われたらどう思うか」「自分がわけもなくぶたれたらどう思うか」きっといやな気持ちになると思います。そう考えると,悪口を言ったり,ぶったりできないよね。
自分がされて嫌なことは相手にしない。自分がしてもらってうれしいことは,進んでしてあげるそんな人がたくさん増えるといいなあと思います。
子どもの願い
○すべての子どもは,愛されたいという願いをもっている。
○すべての子どもは,認められたいという願いをもっている。
○すべての子どもは,言わせてほしいという願いをもっている。
この文章は,十数年前に見た雑誌に載っていたもので「ハッ」としてメモした言葉です。当時からかなりの時間が経った今日でも,子どもの立場に立った視点としてぴったりの言葉だと思います。
子ども達は親や教師にこの三つの願いを常に投げかけているように思います。それぞれに個性があり感受性の度合いが違う子ども達ですが,どなられ,叱られたりすることが楽しいはずがありません。もちろん自他の生命の安全に関わること,動植物に対する冒瀆(ぼうとく)などに対しては厳しく指導することが必要です。
私は,教師生活の中で第一に考えてきたことは,まず,子どものよさを認め,ほめ,励ますことを念頭に置いてきたように思います。子どもは直接自分がほめられなくても,まわりがほめられ認められることによって感化されることが多いと思うからです。