学校日記

校長室だより56

公開日
2010/12/15
更新日
2010/12/15

校長室から

 木々の葉も色づき,一段と秋の深まりを感じる頃となりました。10月29日(金)に遠足を実施しました。前日は雨で台風も来ているという状態でしたが,運良く当日は晴れてよかったです。4年生は,運動場等を思う存分利用して学習に励んでいました。

11月1日の朝会の話
 おはようございます。
 今日は「1メートルの箸」というお話をします。「はし」というのはご飯を食べる箸です。そして,地獄と極楽の食事をしている様子を覗いた場面です。
 地獄で食事の時間になりますと,地獄に落とされた人々は鬼たちにわたされた箸を持ってテーブルにつきます。目の前には食べきれないほどのご馳走が,テーブルから今にもこぼれ落ちそうなほど並べられています。でも地獄の人たちは「お腹がすいた,お腹がすいた」と,よだれをだらだら流しながら,ただただ泣いているのです。そして時間がくると,鬼たちはさっさとご馳走を片づけてしまうのです。
 どうしてこういうことになったのでしょう。
 実は,その箸というのは長さが1メートルもあるのです。これでは食べ物を箸でつまむことはできても,自分の口にはどうやっても運べないのです。困りましたね。
 それでは,極楽にいる人たちはどうしているでしょう。
 テーブルの上には地獄のテーブルの上と同じように美味しそうなご馳走がいっぱいあります。そして,みんな1メートルの箸を使っているのにニコニコ顔で満足そうに食事をして満腹になるのです。
 これは,いったいどうしてだと思いますか。
 実は,極楽の人々は1メートルの箸を使って,お互いに隣の人の口へと食べさせてあげていたのです。これなら極楽の人々がニコニコ顔で満腹な理由が分かりますね。
 同じ「1メートルの箸」を使っての食事ですが,地獄と極楽の人々のそれぞれの考え方によって,本当に地獄になったり極楽になったりするのです。皆さんの協力のしかたはどうでしょうか。

あいさつ・笑顔・ネットワーク
 最近は通り魔,変質者等の事件のニュースが多く報道されています。このような事件が続いて起こると,人間不信に陥り,子どもが大人を見るときも皆悪い人のように思いがちです。用心するにこしたことはありませんが,悪い人はごく一握りの人で,良い人の方が圧倒的に多いのです。
 子ども達はややもすると,前からの仲よしとか,知っている人とだけ付き合いがちです。しかし,翔鸞学区では,「隣は何をする人ぞ」というのではなく,普段から,ご近所,地域の方とあいさつができ,笑顔でお話ができ,自分の顔を知っていただくといった,自分と地域の方々とネットワークを作っていくことが大切ではないかと思います。このことは,とりもなおさず,始めに述べたような事故を防止する大切な要素になるのではないでしょうか。