夏こそ体験を
- 公開日
- 2010/07/02
- 更新日
- 2010/07/02
校長室より
いよいよ子どもたちが楽しみにしていた夏休みが近づきました。
私は,卒業生に出会うとよく小学校生活で心に残っていることを尋ねます。すると,ほとんどの子どもが,山の家やみさきの家での野外活動宿泊学習をあげます。その理由は,自然体験で感動した,友達と楽しく過ごしたなどが大半です。今の子どもたちは,自然体験が少なく,例えば山登りなどでは,登っている最中は苦しくて「何でわざわざ登るのか」と不平不満を言います。でも,山頂から雄大な景色を目にすると,どの子どもも自然の美しさに感動し,心を揺さぶられます。子どもたちは,自然体験を通して,自然の美しさを発見したり,畏敬の念を抱いたりするとともに,自信や満足感を味わったりすることができます。また,田舎に行く,旅行をするといった遠くへ行く事ばかりでなく,ものを作る,課題について調べる,料理をする,動植物を育てる,遊ぶ等,日常の中でもいろいろな体験ができます。その課題を解決するため,試行錯誤しながら追究し,課題解決を図っていく過程で,子どもたちは考える力,判断力,学び方等を身につけることができます。さらに,解決の過程で驚いたり,知的好奇心を高めたり,解決できた成就感を味わったりすることができるでしょう。このことが感性を高めていきます。
このように様々な体験を重ねていくことは,考える力や判断力等を培い,感性を豊かにしていきます。すなわち,いま教育に求められている「生きる力」を育むことになります。日頃,子どもとの時間がなかなかとれないというご家庭でも,夏休みは一緒に過ごす時間も増えると思います。子どもと一緒に体験し,団らんを深めて下さい。