京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/30
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学校教育目標「将来の夢を実現するために,自らを磨き続けられる人間の育成」

挑戦

           「挑戦」
                 嘉楽中学校 校長 井上 浩史

9月29日(木)に,学校祭(文化の部)の開会式で,全校生徒に話した内容を紹介します。

 皆さん,お早うございます。いよいよ今日から学校祭が始まります。大変楽しみにしています。
文化の部のテーマは,「新たなる一歩への挑戦」です。これを聞いて,先生は“挑戦”という言葉がとても気に入りました。今年度になって嘉楽中では,いくつか新しいことに“挑戦”してきました。
「あしあと検定」や「めんせつ検定」などがそれに当たります。ちょうど1年前,学校祭を終えたとき,当時の2年生や1年生,いわゆる皆さんを見て,来年度は新しいことに“挑戦”できる力があると確信しました。そして,すぐに準備を始めました。今年度になり,新1年生と共に皆さんはそれぞれの“挑戦“に期待通り応えてくれました。嬉しい限りです。
 さて今日は,午前中に「生徒会の発表」,「音楽部の発表」,「3年生の学年劇」,午後からは「合唱交歓会」があります。これらの発表もすべて“挑戦”になります。中でも「合唱交歓会」は嘉楽中の初めての“挑戦”です。
そこで,私から“挑戦”するときの心構えをアドバイスしましょう。それは,「気持ちをしっかり持って臨む」ということです。“挑戦”には必ず不安がつきものです。あやふやな気持ちで臨むと,不安通りになってしまいます。やるからには悔いのないよう真剣にやる気持ちを大切にして下さい。今の皆さんなら必ずできるはずです。期待しています。今日,文化の部を終えたとき,皆さん一人一人が心の底から「頑張った!」と言える1日にしましょう。

10月6日(木)に,学校祭(体育の部)の閉会式で,全校生徒に話した内容を紹介します。

「感動した!」。本当に心からそう思いました。
今朝の開会式で,体育の部で皆さんに大切にしてほしいライオンハートを伝えました。それは,
「最後まで手を抜かず全力を出して走り切ること!手を抜いたかどうかは,自分自身でわかるはずです。自分の弱い気持ちに負けないよう,自分自身に“挑戦”してほしい」でした。
そして,今日,すべての種目で皆さん一人一人が全力を出して走り切っていました。最終種目の「色別対抗リレー」で,1位や2位にゴールした選手も確かに素晴らしい走りでしたが,最後に
ゴールしたアンカーの3年のY・Kくんが,結果が見えていた状況でも最後まで力を抜かず全力で走り切った姿こそが,今日の皆さんの象徴と言っていいでしょう。今日1日,ここにいる皆さん
から,たくさんの感動をもらいました。ありがとう。
保護者や地域の皆様,本日は,生徒たちへ熱い声援をしていただきありがとうございました。
今日見ていただいた生徒たちの姿は,今の嘉楽中学生のうそ偽りのない本当の姿です。生徒たちは大変よく頑張っています。どうぞこれからも,この生徒たちのためにご支援・ご協力をよろしく
お願いします。

「感動をありがとう!さらに…」


          「感動をありがとう!さらに…」
                 嘉楽中学校 校長 井上 浩史

8月23日(火)夏休み明けの登校開始日の1限に,全校生徒に話した
内容を紹介します。
 始めに,夏休みが明けて今日,元気な表情の皆さんに出会えたことをとても嬉しく思います。まず,3年生の皆さん,夏休み前または夏休みに入ってからの最後の運動部の夏季大会,よく頑張りました。すべての競技や試合の応援には行けなかったけれど,応援に駆けつけたときの皆さんの“最後まであきらめずに力を出し切ろうとした姿”には大変感動しました。勇気や元気をたくさんもらいました。ありがとう!結果に満足できなかった人もいたかもしれませんが,一生懸命に取り組んだ皆さん一人一人の努力は,これからの人生に必ず生きてくると思います。また,皆さんと共に汗を流して頑張った2年生の人たちや,大きな声で応援してくれた1年生たちには,素晴らしい伝統を引き継ぐこともできたと思います。本当にご苦労様でした。それから,ラグビー部は9月に夏季大会があるので頑張ってほしいです。今から楽しみにしています。
 さて,今年度から嘉楽中学校では,新たな取組をいくつか実施していることは皆さんも知っていると思います。これまで実施した「あしあと検定」や「めんせつ検定」などがそれにあたります。そして,皆さんには,夏休み直前の全校集会で予告していたのですが,9月にさらに新たな取組にチャレンジします。具体的に言うと,紫野小学校,楽只小学校,乾隆小学校の6年生全員に嘉楽中学校の体育館に来てもらい,小学6年から中学3年までの4学年が合唱で交歓する取組です。これは,今までになかった初めての取組です。その1回目がいよいよ始まります。
そこで,ぜひ皆さんの力を貸してほしい!この大きな取組を成功させるためには,嘉楽中学生徒全員の力が必要だからです。小学生たちに「嘉楽中学生はすごい!」と感じてほしいです。また,当日はたくさんの地域や保護者の方が参観に来られるでしょう。嘉楽中学校ブロックの小中学生の頑張っている姿に感動していただけるような素晴らしい『合唱交歓会』にしたいです。


            小中交流“合唱交歓会”

日時 : 平成28年9月29日(木)14:15〜15:20
                  (14:00開場)
会場 : 嘉楽中学校 体育館
プログラム :
 14:15 開会の言葉(生徒会)
 14:20 合唱「翼をください」  小学6年〜中学3年生の288名
 14:30 合唱「あなたに会えて」 中学1年(67名)
 14:40 合唱「歌よ ありがとう」3小学校の6年(78名)
 14:50 合唱「明日という日が」 中学2年(63名)
 15:00 合唱「桜散る頃」 中学3年(80名)
 15:10 感想発表…小学生代表(3名),中学生代表(1名)
 15:15 閉会の言葉(生徒会)

「夢や希望を叶えるために」

          「夢や希望を叶えるために」
                   嘉楽中学校 校長 井上 浩史

 5月28日(土)休日参観日の5限「進路講話」の最初に,全校生徒に話した内容を紹介します。
 今日は,高校の先生と本校の卒業生にわざわざ来ていただきました。みなさんが近い将来,経験する高校受験を含めた進路について,とても参考になるアドバイスを聞くことができると思います。
 さて,私は以前に,現在プロ野球の「阪神タイガース」でコーチをされている片岡コーチの講演を聞く機会がありました。片岡コーチは,現役選手のとき日本ハムファイターズや阪神タイガースで活躍された経歴を持っておられます。講演の最後に,ある方から片岡コーチに

「プロ野球選手として活躍するために,一番大切にされていたことは何ですか?」

という質問がありました。それに対して片岡コーチは,

       「準備を,しっかりしておく!」ですね。

準備,いわゆる練習にしっかり取り組むことで,自信を持って試合に臨むことができるからです

 と答えられました。
 私は,もっとむずかしいことをおっしゃるかなと思っていたのですが,とてもシンプルな答えにびっくりしました。ならば,私にもできる,誰でもできる,今すぐにできると思いました。野球に限らず,それぞれの人が自分の夢や希望を叶えるためには,その準備を日頃からコツコツしっかり積み上げていくことが大切だということです。
 今日「進路講話」を実施するのも,みなさんの高校進学,その先にある将来の夢や希望に向けて,少しでも早くから準備を始めることの大切さを知ってほしいからです。しっかり聞きましょう。

「本当の努力とは」

          「本当の努力とは」
                   嘉楽中学校 校長 井上 浩史

4月6日(水)の始業式で,2・3年生に紹介した「本当の努力とは」に
ついてお話します。

今から20年ほど前に出会った生徒の話をします。当時,私はバレー
ボール部の顧問をしていました。部員たちは様々な練習に熱心に取り組ん
でいました。一人一人の部員が少しずつ確実に上達することをすごく嬉し
く感じながら指導していました。
 ある日の放課後,いつもように全部員にサーブ練習を指示しました。
指示した内容は「両サイドに分かれてサーブを打つ。20本のサーブを
相手コートに入れることができれば報告にくること。そして,早く打ち
終えた人から休憩してよいことにする」でした。部員たちは,少しでも
早く休憩したいと思っているので,より素早くボールを取りながらサーブ
を打ち始めました。終えた部員は,とても嬉しそうに報告にくるのは,
いつもの光景でした。
 しかし,そのとき私は,部員のA君のある行動にふと気づきました。
A君は,体力もあり技術的にも上手でレギュラーとして活躍している
選手でした。彼の力では,20本のサーブを打ち終えるのに,それほど
時間がかかるはずがありません。ところが,報告にくるのは,ほとんどの
部員が打ち終える直前だったのです。思い返すと,これまでも同じ行動
だったことにも気づきました。
 そこで,その日の練習をすべて終えてから,A君に「君の力なら,
もっと早く20本のサーブを打ち終えられると思うんだけど…」と尋ね
ました。すると彼は,「僕は,先生から20本の指示があれば30本,
30本の指示があれば40本,というように『指示よりも少し多い』自分
の目標を立てて練習しています!」と答えてくれました。私は,彼の練習
に対する姿勢に頭が下がると同時に,だから上達してレギュラーになれて
いることに確信を持ちました。

 私は,彼からとても大切なことを学んだと思っています。それは,指示
されたことをきちんと練習することも確かに“努力”なんですが,

 指示された以上の目標を,自分で考え立てて(設定)
         練習する(取り組む)ことが,“本当の努力”と言う
ことです。

 さて,みなさんは,「本当の努力」をしていますか?
毎日少しずつ「本当の努力」を積み重ねていくと,やがて大きな力になる
ことは間違いありません。また,自分で考えるからこそ,確かな自信にも
なっていくはずです。
 いよいよ新学年のスタートを切りますが,学習や部活動などで「本当の
努力」をして,夢や希望に向かって一歩一歩前進してほしいです。

これまでの「ライオンハート」掲示中

 昨年度の「学校だより(ライオンハート)」
を,本館3階廊下に掲示中です。
 来校されたときに,よかったらご覧下さい。

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「先輩になるとは」

             「先輩になるとは」
                    嘉楽中学校 校長 井上 浩史

3月18日(金)の修了式で,生徒たち(1,2年生)に話したことを紹介
します。

私は,中学,高校時代にバレーボール部で活動していましたが,大学では
ワンダーフォーゲル部に所属していました。そこでは,北アルプスの山々,
穂高岳や槍ヶ岳,また,富士山に次ぐ高い山,南アルプスの北岳などに
登山をする活動をしていました。
 大学1年生のときは,長期の合宿のために,10人ほどが泊まれる大き
なテントや何日もの食料の入った30〜40kgの重さの大きなリユック
を背負います。肩がパンパンになるほど張ったり手がしびれたりしながら
歯を食いしばって頑張りました。その当時は,『2年生になると,1年生
が大きな荷物を背負うため少し軽くなり,3年生になると荷物はさらに
軽くなるので,早く2年生や3年生になりたい!』,ただそれだけを思い
ながら過ごしていました。
 やがて,1年生が終わり,2年生になったときには『よかったー』と
思い,3年生になったら,また『よかったー』と思いました。でも,その
ときに気づいたんです。荷物は軽くなっても,先輩になるごとに,何か
すごく重たいものを背負っていくってことに…。同時に,『1年生のとき
の方が楽だったのかもしれない』とも思いました。

「さて,ここで皆さんに質問です。私が2,3年生になるにつれて,
重たいなぁと感じるようになっていったものは,一体何だったので
しょうか?」

(しばらくすると,全校生徒の中で手を上げた2年生のF君。
彼は「責任」と答えてくれました。)

「そう,正解です」(全校生徒から一斉に拍手がありました)

 先輩になるということは,「責任が重くなる!」ということです。
責任の重さは目に見えますか?見えませんよね。目に見える荷物を
重く感じて頑張ることも当然大切です。でもね,先輩になっていく,
そして大人になっていく,ということは,目に見えない責任を背負
っていく,ということだと思うんです。君たちがこれから先,いい
先輩になろう,立派な社会人になろうと思うなら,それだけの責任を
背負っていかなくてはいけません。だから,みなさん自身が,新しい
1年生や2年生に,目に見えるものを預けるだけではなく,その分,
目に見えないものをしっかり背負い,後輩の模範になる行動を示して
ほしいと思っています。

 『目に見えないものに気づき,目に見えないものを大切にする』

それが大人です。この春,大きく成長してほしいです。4月に一回り
成長したみなさんに出会えることを楽しみにしています。

新入生へ 〜「風に立つライオン」を目指そう〜

式辞
新入生の皆さんに,「風に立つライオン」というお話を紹介します。
主人公の島田航一郎さんは小学生の時に,シュバイツァーというアフリカに行き医療活動に生涯を捧げた医者の伝記を読みました。そこで,シュバイツァーの医者としての生き方にすごく感動し,自分も将来医者になって人の役に立ちたいという夢を持ちます。
 その後,大学の医学部に入学して,アフリカ・ケニアの研究所に勤めることができました。その勤務中に国境近くの赤十字病院で目にしたのが,内戦で重傷を負って次々に運ばれてくる少年たちでした。その少年たちはみんな,麻薬を注射されて,戦場に立たされた少年兵だったのです。そのとき,島田さんは「この少年たちのために,生涯を賭けて力になろう!」と決意しました。そして,日本に残してきた恋人に手紙を書きます。その気持ちを,歌手のさだまさしさんが歌にしているので,歌詞の一部を紹介します。

ぼくは,やはり来てよかったと思っています
辛くないと言えば嘘になるけど,しあわせです
空を切り裂いて落下する滝のように,
ぼくは,よどみない生命(いのち)を生きたい
キリマンジャロの白い雪
それを支える紺碧の空
ぼくは,風に向かって立つライオンでありたい

「風に立つライオン」とは,これから起こる様々な困難を乗り越えていこうとする強い意志を持った主人公の姿を表しています。

嘉楽中学校の教育目標は,「将来の夢を実現するために,自らを磨き続けられる人間の育成」です。
そこで,皆さんには,将来の夢や希望を実現するために,どんな困難にも負けず自らを磨き続けられる「風に立つライオン」を目指してほしいと思います。嘉楽中学校では,自らを磨こうとする姿を,「ライオンハート」と呼んでいます。たった一度しかない中学生時代を悔いのないように学習や運動・部活動などに励んでくれることを期待しています。
それでは新入生の皆さん,今日から嘉楽中学校の一員としての自覚と誇りを持って,共に歩んでいきましょう。

                        平成28年4月7日
                        京都市立嘉楽中学校
                        校長 井上 浩史

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