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最新更新日:2025/09/24 |
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【校長室】令和7年度入学式(灯−あかり−の27期生)
春の街に薫風が吹き抜ける今日、令和7年度入学式を挙行いたしました。
京都市教育委員会指導主事・中村央志様、堀川同窓会長・門川大作様、堀川教育財団理事長・仁科繁一様、学校運営協議会理事長・森里龍生様、PTA会長・岩崎保之様、学校運営協議会委員・松崎真后様はじめ、関係の皆さまのご臨席を賜り、ありがとうございます。また、保護者の皆様にも数多くご出席いただきましたことを深く感謝いたします。 式辞の一部(抜粋)を、以下ご紹介いたします。 新入生諸君、入学にあたり3つの話をしたいと思います。 まず、1つ目、校訓について。堀川高校の校訓は、「立志・勉励・自主・友愛」。本校では、校訓の意味するところが、学ぶ者としての姿勢であると考えています。校訓の意味を日常の学校生活の中に生かし、具現化していってほしいと願っています。この校訓の延長線上に、何があるのでしょうか。私たちは、何のために学校に通い、何のために学び、何のために働くのでしょうか。それは、自分だけが高い目標を掲げ、自分のためだけに勉学に励み、自分のためだけに批判的な観点を養い、ごく身近な人とだけ融和することを意味するのでしょうか。高校生活において、次のステージへ向けて新たな挑戦が始まります。しかし、新たな挑戦とは、大学進学という次の目標に向けての努力のことだけを指してはいません。さきほど「二兎を追う」と言いましたが、勉強と探究活動を、自分のためだけに取り組むことを意味してはいません。「立志・勉励・自主・友愛」この姿勢を持ち、高校生活を過ごしていく中でのヒントとして「他者性」という言葉を皆さんに示唆しておきます。自らとは異なる存在としての他者を他者として認めつつ、相互承認する。自分のためだけでなく、他者のために思考し、言葉を紡ぎ、そして行動する。自分と、また他者と向き合い、ものごとに真正面から挑戦し、成長していこう。 次に、2つ目、私たちが生きる世界について。世界情勢は混迷を極めており、いま、この時間においても、世界各地では争いが続き、貧困にあえぐ人々が数えきれないほど存在しています。 悲しみや憎しみの連鎖には、いつ終わりが来るのか。その連鎖を、誰が断ち切るのか。そもそも、なぜ悲惨な諍いや各地での紛争につながる、怨嗟や憎悪が生み出されるのか。一人ひとりの存在は掛け替えのないものであり、他者の尊厳は公正かつ公平にたっとばなければなりません。この一点こそが、自分にとっても他者にとっても、豊かな社会を現実のものにするための出発点であろうと思います。人間はこれまで、筆舌に尽くしがたい困難な状況にあっても、常に未来に向かって生きてきました。多難を理由に問題から目をそむけ、無関心でいることなく、状況に向き合う。艱難辛苦を一つずつ克服する。それは私たちに課せられた使命であり責任です。 最後に3つ目。27期生の皆さんに、一つのテーマを提示します。 「一灯(いっとう)をさげて暗夜(あんや)を行く。暗夜(あんや)を憂うなかれ、一灯を頼め。」江戸時代の儒学者・佐藤一斎(さとう いっさい)の格言です。「一張(ひとはり)の提灯(ちょうちん)を下げていれば暗い夜道も暗い闇も怖がることはない。ただ自分の足元を照らすその一つの灯りを頼りにして、前に歩き進めばよい」ということを表現しています。ともしび=灯(あかり)は、たとえどんなに小さなものであったとしても、足元を照らし、力強い支えとなる。灯り(あかり)の下(もと)に自分も他者も集まる。仲間とともに、力を合わせ、時として生じる対立や摩擦を恐れず、臆することなく渦中に飛び込む。対話を通してジレンマを乗り越え、粘り強く合意形成し、次へ向けて歩を進める。灯り(あかり)は過去を映し出し、現状を炙り出し、足元を照らし、灯火として仲間が離合集散する象徴となり、やがて、未来への光明をもたらす。 27期生の皆さんには、「灯(あかり)」という言葉を捧げます。 今は小さなともしびも、やがて未来の希望となる。 新入生諸君、あらためて、ようこそ堀川高校へ。 この堀川高校で、家族以外で最も身近な他者となる仲間とともに、多くの経験を重ね、新たな挑戦を続けていこう。それぞれの「灯(あかり)」を持ち寄りながら。 令和7年4月8日 京都市立堀川高等学校 校長 船越 康平 入学式の準備
4月8日(火)の入学式会場となる4階アリーナの準備を、25期生(新3年生)、26期生(新2年生)の生徒たちと教職員で力を合わせて行いました。吹奏楽部も、式当日の演奏のリハーサルです。
本校正面の桜は、明日の入学式に合わせてくれたかのように、満開となっています。 27期生として堀川高校に入学される皆さん、保護者の皆さまに当日お会いできるのを楽しみにしております。 ![]() ![]() ![]() 日本学生支援機構の(予約型)奨学金について
日本学生支援機構奨学金(給付・貸与)について,募集の案内をします。
※25期生(現3年生)と既卒生23期生,24期生が対象の案内です。 支給額 月額:29,200円〜75,800円 (自宅通学生/下宿生,公立大/私立大によって額が異なります) 対象者 ・家計基準を満たす人(詳しくはJASSOホームページを検索してください) ・現高校3年生 又は 高校卒業2年以内の人(これまで大学等に入学したことのない者に限る) 希望者は4月25日(金)までにできるだけ早く,学務部 奨学金担当まで電話(075-211-5351 平日9:00〜16:30)にてご連絡ください。申請書類を取りにきていただく日時などをお伝えします。 【26期生】泉の数学学習会![]() ![]() 数学担当教員の自作した問題に、新しいホワイトボードを使って取り組んでいたり、古典のワークブックや英単語の書き取りに取り組んでいたりと、各々、新学期を前に準備を進めていました。 進級を控えて考えていることを聞いてみると、「受験にひとつ近づくと思うと怖い」、「(卒業した)24期生は本当にすごかった。24期生から学ぶ会で、受験生としての気合いとパワーをひしひしと感じた」と答えてくれました。 ちょうど1年前、「泉」の26期生には、1人1人が時間をかけて多様に染み入り、交わり、力をつけ、1つに集結したその時にはすべてのエネルギーを勢いよく湧き上がらせてほしい、との式辞が贈られました。貴重な2年目の日々が始まります。支え合って真摯に学ぶ姿に、不安や期待を、自ら醸成し、時に交流し、力を蓄える1年にしていくことを確信させるような春の教室でした。 探究DIVEスタッフ会議
堀川高校では、入学式の次の週から、まずは丸2日間どっぷりと探究につかる「本能館探究DIVE」という活動に取り組みます。合格者登校日の全日程を終えた後、170名を超えるスタッフ希望の生徒が講堂に集合しました。
まず、飯島研究部長が、講堂に入る振る舞いは「スタッフ」としてのものだったかと問いかけ、その上で、「頭から水に飛び込む」という意味のDIVEを冠した行事を、スタッフの生徒たちが「どう捉えたいか」、行事を終えたあとに「どう感じていたいか」をよく考えてほしい、と伝えました。 その後、前回の合格者登校日に決定し、本日も10時から登校し、事前に相談を重ねていた9名のリーダー・副リーダーが所信表明を行い、全体代表は、自分でも他人でも、この活動を通して「強みを知る」をスローガンにしたい、とスタッフに訴えました。 最後に、「交流」「探究」「運営」の各チームに分かれ、当日に向けて確認事項やイメージを共有したり、実際の活動を考えたりしていました。 当日の運営に向け、一人一人がどのようなことを考え、27期生として初めての探究活動をつくっていくのか、とても楽しみです。 また、全体説明後に、トビタテ留学JAPANをはじめ、高校での留学に関する説明会にも複数の生徒が参加していました。 ![]() ![]() ![]() 【探究基礎】2025年度ティーチングアシスタントエントリー募集について
本校では『総合的な探究の時間』(本校での呼称:『探究基礎』)の授業において、分野(教科)別で10 名程度の小集団(ゼミ)をつくり、生徒が各自でテーマを設定し研究を行っております。
その授業において、2年生生徒への指導補助をしていただけるTA(ティーチングアシスタント)へのエントリーを以下の要項で募集いたします。 <swa:ContentLink type="doc" item="164975">2025年度 ティーチングアシスタント TA エントリー募集について</swa:ContentLink> 大学院生以上の方で本校TA業務にご関心のある方は、以下にご連絡いただきますようお願いいたします。 連絡先:京都市立堀川高等学校 研究部SSH 事務担当:本田 明乃 Email:lo693-honda@edu.city.kyoto.jp TEL:075 211 5351 第3回合格者登校日
本日は、第3回合格者登校日です。快晴の中、12時30分のクラス発表を見るために12時過ぎから多くの合格者が集まりました。掲示を見て、この1年を過ごすクラスや担任の名前を確認し、一人ひとりの中で期待とが高まる雰囲気を感じました。
新しいクラスに入り、クラス担任の簡単な挨拶を終えたのちに、体育用品を受け取り、新たな友人と初々しいコミュニケーションを取りながら、真新しい上履きに靴紐を通していました。英語のテストを前に、休憩時間に入学後決定するクラス役員の表を見て、相談する様子も見られました。 ![]() ![]() ![]() 新しい年度が始まります。
堀川高校ホームページをご覧いただいているみなさま
いつも閲覧いただきありがとうございます。堀川高校校門前の桜も日々花開き、新たな教職員の方々が着任され、新年度がスタートしました。 始業式・入学式を前に、2,3年生のホームルーム教室の黒板をホワイトボードに改修していただきました。明日、3回目の登校日となる新入生のホームルーム教室も、夏休みにホワイトボード化を予定しています。資料の投影がよりスムーズになり、生徒同士の交流など多様な学びが可能になると考えています。 今年度もみなさまへのメッセージとともに、堀川高校生の活動の様子を積極的に発信してまいります。よろしくお願い申し上げます。 ![]() ![]() ![]() 令和7年度学校経営要項・堀川高校グランドデザイン
令和7年度の堀川高校学校経営要項及び、堀川高校グランドデザインを公開します。今年度、教職員一同「チーム堀川」として、最高目標「自立する18歳」の育成に向け、3本の指導の柱及び、5つの柱からなる経営方針のもと、グランドデザインを意識し取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
【新年度 校長着任のご挨拶】堀川高校は挑戦を続けます。
学校長を拝命しました 船越康平です。
前校長・橋詰忍先生のあとを受け、令和7年4月1日付で校長として着任いたしました。ご指導・ご助言のほどよろしくお願いいたします。 最高目標として「自立する18歳」を掲げる堀川高校は、常に時代を先取りし、教育の理想を追い求めてきた稀有な存在です。百有余年に渡る歴史と伝統を受け継ぎつつも、生徒・教職員が変化を恐れず挑戦を続け、学校改革以降の四半世紀においても妥協なく新たなチャレンジを展開してきました。 人の世において、様々な事象に対峙する際には、時に対立や摩擦が生じるものです。臆することなくその渦中に飛び込み、対話を通してジレンマを乗り越え、粘り強く前に進むことで、本校は全国に先駆けた教育活動を展開してきたと言えます。 その背景にある、保護者の方々や地域の皆様など、多くのステークホルダーに温かく見守っていただいてきたことを忘れてはなりません。かつまた、京都市教育委員会に強力なご支援をいただいてきたことは言を俟たぬところです。 学校は小さな世界ですが、この広大な世界の縮図であり、他に取って代わることのできない時間の流れる場です。そこで出逢う人々が対話を重ね、切磋琢磨し、相互に認め合う。さらに、活動のフィールドを学校の中だけに留めることなく、時に外の世界に打って出る。小さな世界と広大な世界の往還の機会に本校が恵まれているのは、学校を取り巻く多くの人々に支えていただいているからに他なりません。 世界は激動の状況にあり、日々目まぐるしく情勢は変化しています。混迷を極めるこの世界の中で、当事者意識を持って、自分の頭で考え、周囲の人々と粘り強く合意形成する。協働を進めつつ、対峙する状況を少しでもよりよい方向へ導く。皆さんそして私たちが、広大なようで意外に小さく、小さいようでいて実はずっと広大なこの世界を生きていくための礎を築く場が、堀川高校です。 多くの人々にとって、希望であり、願いであり、祈りである堀川高校は、現状に甘んじることはありません。次のステージへ向けて、今日、新たな挑戦のスタートを切りました。 令和7年4月1日 校長 船越 康平 ![]() |
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