最新更新日:2024/11/01 | |
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2年生「ヨーロッパ研修旅行」に向けて 〜ヤナーチェク音楽院留学中の薩摩研斗先輩(71期卒)との交流〜
7月24日(水)、ヨーロッパ研修旅行第2回説明会終了後、2年生たちは、チェコ・ブルノにあるヤナーチェク音楽院に留学中の薩摩研斗先輩との交流会をもちました。
薩摩さんは、本校在学中は指揮専攻でしたがピアノも素晴らしく、ヤナーチェク音楽院では、指揮専攻とピアノ専攻の両方に在籍し、研鑽されています。すでにプロオケも指揮しておられ、いくつかのピアノコンクールにも上位入賞されるなど、実績を積んでいらっしゃいます。 はじめに、パワーポイントを使って、自己紹介とヤナーチェク音楽院の指揮専攻でどのようなことを学んでいるかをお話しくださいました。 質疑応答では、様々な質問がとび、そのひとつひとつに丁寧にお答えいただきました。「留学して困ったことは?ホームシックにはなりましたか?」との質問に「3・3・3・3の法則というのがあって、最初の3日は地獄、3週間経ったら少し慣れて、3ヶ月でまあまあ、3年もすると現地人。はじめのうちは、ホームシックになりましたよ。父・母のありがたみが身に沁みました。でも今はもう、一人の方がラクですね。」と薩摩さん。 「高校時代にやっておいたほうがいいことは?」という質問には即座に「語学です!絶対やっておいた方がいいです。最初は、先生がチェコ語で何を言っているのか全然わからなくて、録音して帰って、なんて言っているのか聞き取っては書き出して、辞書を引きながら理解していました。」とのお答え。必死に努力してこられたことがわかります。もうすっかりペラペラで、今は、さらにドイツ語をがんばっていらっしゃるそうです。 そのあとはチェコ語ミニ講座です。「こんにちは」や「ありがとう」、「はい」と「いいえ」などいくつかのフレーズを教えていただきました。 続いて、ヤナーチェク音楽院で開催するコンサートで全員で合唱する予定のチェコ民謡について、歌詞の意味や発音を教えていただき、薩摩さんの伴奏で、みんなで練習しました。 あっという間に時間となり、最後に研修旅行委員長が代表してご挨拶し、みんなでお礼を述べて、交流会を終えました。それでも名残惜しい生徒たちはその場に残り、薩摩さんにさらに質問していました。 11月には、現地でいろいろお世話になります。 どうぞよろしくお願いいたします! 2年生 ヨーロッパ研修旅行第2回説明会
7月24日(水)
13時30分より、2年生の生徒・保護者を対象に、11月に実施するヨーロッパ研修旅行に向けての第2回説明会を、本校城巽アリーナにて開催しました。 司会は教頭。はじめに学校長挨拶のあと、まず、主幹教諭で副担任の音楽科教員から、チェコ・ブルノのヤナーチェク音楽院での個人レッスンやコンサート開催、オーストリア・ウィーンのカールス教会で披露する合唱、また、両都市を通じて行う音楽・文化・歴史等の研修活動など、主な研修のねらいや内容の説明がありました。 次に、担任から、現地での活動上の留意点や誓約書・同意書等の提出についてなどをお話ししました。事務部からは費用補助制度について、保健部からは研修旅行を健康に過ごすための準備や心がけについてご案内しました。 続いて、研修旅行委員会のメンバーから保護者の皆様へ、ヨーロッパ研修に向けて「総合的な探究の時間」で取り組んでいる調査探究や現地でのコンサート企画等について、発表がありました。コロナ禍を経て4年ぶりに再開することとなる、堀音のヨーロッパ研修旅行――行けなかった先輩たちの分までしっかりと取り組むのだという強い決意のもと、2年生たちは、研修旅行のテーマを本校の教育目標「『人とつながる音楽家』の育成」にからめて「CONNECTEENS」(人とつながる10代)と定め、個人やグループ、クラス全体で、探究活動を進めています。 そして、旅行社から、保険、外貨両替、飛行機の預け荷物と手荷物の制限、現地の気候など、研修旅行に向けての準備に関する注意事項をお教えいただきました。 質疑応答・諸連絡の後に、現在、ヤナーチェク音楽院に留学中の71期卒業生 薩摩さんを紹介しました。ちょうど今帰国中で、このあと、2年生たちと交流するために来校してくれました。研修旅行中にもなにかとお世話になります。堀音の先輩がそばにいてくれることは、生徒たちにとっても保護者の方々にとっても、たいへん心強いことです。 2年生の皆さん、実り多きヨーロッパ研修旅行となるよう、着実に準備を重ねていきましょう。 保護者の皆様、お暑い中、また急な雷雨の中、お集まりくださり、ありがとうございました。 閉会後の、薩摩さんと2年生との交流会の様子は、明日、お伝えいたします。 堀音の熱い夏。
7月23日(火)一昨日にオーケストラ定期演奏会を終え、昨日より夏期休業期間に入りました。昨日は会議等を入れず、生徒も教職員も休養できる日として設定していましたが、今日からはまた、学校全体が動き出しています。ここから8月7日からの学校閉鎖期間まで、8月3日の中学生対象の夏のスクールガイダンスはもちろん、さまざまな取組を行います。また、レッスン室を使って練習をする生徒も多く登校します。
今朝は9時から、アリーナで文化祭に向けての音響照明の説明会が生徒自治会役員のリードで行われました。各学年の音響照明の担当の生徒や、今年度新たに設けられた舞台責任者らが出席し、あらかじめ設備の操作を習得している生徒自治会メンバーや生徒部の教員からレクチャーを受けました。 10時からは演奏委員たちのオケ定振返りが203教室で行われました。各委員が当日気づいたことを出し合い、次の演奏会にどのように改善していくか、話合いが行われました。教職員の「つもり」が甘かったところへの率直な指摘もあり、充実した時間となりました。意見交流しながらiPadに入力を行っていました。 演奏委員は、舞台袖での進行、舞台上のセッティング、楽屋運営など、演奏会を支える大事な仕事を担っています。今回のオケ定でも、大活躍していたのですが、その中でも自分たちの仕事や動きをメタ認知して、もう一段高いレベルの役割を果たそうとしている意欲を感じました。 11時からは同じく203教室で、合唱委員たちの振返りが行われました。合唱委員は授業での練習から、合唱の生徒たちのまとめ役や指導の教員とのつなぎ役をしています。通常の授業、特別授業、ゲネプロ、本番と、それぞれの場面でのよかった点、反省点を出し合い、活かせる点は夏休み明けの授業から改善をしていくようでした。 最後は、本番の録音を皆で聞きました。「テノールが、牧野さんのソロに影響されて、とてもよかった。」「アカペラのところもよかった。」「ひきしまった演奏だった。」と充実感のある感想とともに「語尾が雑にならないように。」「パートの自己主張が強い部分はもっとまとまりを…。」など、まだまだ高みをめざす声もあり、今後が期待されます。 そして、4限目から7限目の時間帯では、夏の補習がスタート。 堀音の熱い夏は、もうしばらく続きます。 【御礼】第51回オーケストラ定期演奏会
梅雨明けが発表された7月21日(日)、本校「第51回オーケストラ定期演奏会」を、午後2時より京都コンサートホール大ホールで開催しました。
これまで、合奏・合唱の授業を通して取り組んできた楽曲を、佐渡裕先生、吉岡アカリ先生、杉本優先生の特別指導をはじめ、国内外で活躍する堀音の先輩たちが次々に特別練習中の本校を訪れて、各パートで一緒に演奏しながらアドバイスをくださるなど、堀音の縦のつながりから広がり深まる学びを重ねて、ついに本番を迎えました。 プーランクの「グローリア」のソプラノソロには、本校59期卒の牧野元美さんをお迎えし、その美しく魅力的な歌声に、同じステージで演奏する堀音生たちも感動し、それに応えるかのようにひきしまった演奏を聴かせてくれました。 終演後のホワイエでは、多くのお客様から「感動しました」「すごくよかったです」「また来ます」などのお声を頂戴しました。 最高気温37.9度という猛暑の中、1,149名のお客様にご来場いただきました。生徒・教職員を含め、熱中症などなく、無事にコンサートを終えられましたこと、ホールいっぱいのお客様の前で演奏を披露できましたことは、本当に幸せなことでした。 生徒たちを日々お支えくださっている保護者・ご家族の皆様、本校の教育活動にご支援をいただいている京都市教育委員会の皆様ほか、関係諸団体の皆様、誠にありがとうございます。 また、本校PTA音友会よりご来場の皆様に呼びかけていただきました「堀音サポーター協力金」にも、多数のご協力をありがとうございました。 今後とも京都堀川音楽高校へのご支援、ご協力をお願い申し上げます。 【写真1枚目】J.シュトラウス2世 喜歌劇「こうもり」序曲 【写真2枚目】プーランク「グローリア」 【写真3枚目】チャイコフスキー「交響曲第5番ホ短調」 【写真4枚目】アンコール(ショスタコーヴィチ「ジャズ組曲第2番ワルツ1」) 高倉小3年生が「たかくら学習」で本校を訪問!
7月18日(木)
高倉小学校で取り組んでいらっしゃる「たかくら学習」(総合的な学習の時間)のなかの「地域に関する学習」で、高倉小の統合前の7つの“元校”が現在どのようになっているかということを調べるため、“元校”のひとつである城巽小学校の跡地にある本校に、17名の3年生のみなさんがやってきてくれました。 まず、校長がみなさんを本校正門前で出迎え、そこに昨年設置された「堀河院跡」の碑を紹介しながら、城巽小学校ができるよりはるか昔の平安時代には、ここに堀河院のお住まいがあったということをお話しし、続いて、東門内の梅の木の横にある「城巽校の沿革」の銘板で、1869(明治2)年に上京第二十四番組小学校として「城巽小」(明治9年に改称)が創立してから、1943(昭和18)年に閉校(児童は梅屋小・龍池小・明倫小に分かれて編入)し、その後、1947(昭和22)年に城巽中、2010(平成22)年に京都堀川音楽高校と受け継がれてきたことを説明しました。 その後、会議室に入っていただき、今度は教頭から、城巽小学校がなぜ「城巽」という名前なのか や、155年前にここに城巽小ができてからの経過に再び触れ、現在、地元の城巽学区のみなさんと本校とが、深いつながりを持ちながらともに活動していることを紹介しました。 そのあとは、質問タイムです。 「どうして堀音がここにできたのですか」や「クラスはいくつありますか」「学級の教室のほかに,どんな教室がありますか」など、次々にたくさんの質問をしてくれました。 そして、21日(日)の「オーケストラ定期演奏会」に向けて堀音生全員で練習中の音楽ホールに入ってもらい、プーランクの「グローリア」の練習風景を客席に座って見てもらいました。オーケストラによる伴奏に合唱、そして、ソプラノのソロ…。美しい声と音で奏でられる荘厳な音楽がホールいっぱいに響き渡るのを、体感してもらいました。ちょうど5分ほど経ったところで練習が終了すると、子どもたちから大きな拍手が起こりました。 最後に、本校の中庭に復元されている堀河院の庭園をご覧いただいて、訪問学習が終わりました。 高倉小学校からの17名の3年生のみなさん、暑い中ようこそ本校へお越しくださいました。また、本校ホールでの各種演奏会や「京都城巽音楽フェスティバル」等に、ぜひいらしてくださいね! 全校アセンブリーと授業参観その2校歌合唱の響きを考慮し、会場はホールに、また司会は主幹教諭が、とアセンブリーもリニューアルしました。各クラスに一旦集合したあと、ホールへ移動。8:50、まず音楽科の教員のピアノ伴奏で校歌3番合唱。その後校長、進路指導主事、演奏委員代表、生徒指導主事、生徒自治会、そして最後はなかなかスピーチをする機会のなかった教頭の愛情あふれる言葉、と、流れ良く、また「人とつながる音楽家」の育成という学校教育目標に連なる、堀音らしい一貫したテーマのある、爽やかなアセンブリーとなりました。そして2日後のオーケストラ定期演奏会のキックオフの意味も兼ね備えた会になったことは言うまでもありません。 その後は夏休み前の大掃除とLHR。そして合唱、オーケストラそれぞれの練習のあと、11:40からは、全員がステージにのって、プーランクのグローリアの練習。今日はエキストラをお願いしているハープの方が初めて入ってくださり、曲の美しさが際立ちました。その授業を本年度2回目の授業参観として、保護者の方々にご覧いただきました。たいへん暑い中、お運びくださいました保護者の方々、本当にありがとうございました。 午後からは再びオーケストラの練習。どのパートもエキストラの方々が随分本番に近く入ってくださるようになり、生徒たちもたくさん刺激を受けて、一層厚みのあるサウンドがホールに響きました。 明日の土曜日も練習を入れ、いよいよ明後日、第51回オーケストラ演奏会本番を迎えます。 「第49回近畿地区高等学校PTA連合会大会京都大会」レセプションに、本校PTA音友会コーラスが登場!
7月14日(日)
近畿の高校PTAが一堂に会する大会が、7月15日(月・祝)に京都国際会館で開催され、その前日に京都ガーデンパレスで催されたレセプションに、オープニングアトラクションとして、本校PTAの音友会コーラスのみなさんが出演し、楽しく美しいコーラスを披露しました。 祇園祭を迎えている京都の雰囲気そのままに、出演者の皆さんが全員浴衣姿で入場していくと、ご参加の約90名の皆様から、一斉に拍手と歓声が上がりました。 本校校長から音友会コーラスの紹介をしたあと、まずは、本校卒業生の作曲による京都らしい2曲を。そして、指揮の田丸千晶先生の歓迎のご挨拶と曲目紹介をはさんで、朝ドラメドレーを披露。曲がどんどん変わるにつれて、軽快なリズムになっていき、お客様からの手拍子も高まって最高潮に。ラストに出演者全員が「ヘイ!」という掛け声とともに手を突き上げると、拍手が爆発し、予想していなかったアンコールが沸き起こりました。 出演者全員とてもうれしく、メドレーの最後の曲をもう一度はじけるように歌い、大喝采のなか、15分余りのステージを終えました。 各府県PTA代表の皆様方にたいへん喜んでいただき、想像をはるかに超えた、大興奮のひとときでした。 近畿各府県からご参加くださったPTA代表の皆様、本当にありがとうございました! とびきり濃厚な1日。杉本先生は、今回のオケ定でメインを含む2曲を指揮する音楽科の教員と堀音の同期。生徒たちの先輩である2人が、「ここはどうしたい?」「わかるわかる」とやりとりをなさったり、遠慮なさることなく教員と指揮を交代してご指導くださり、教員がそれを受け入れ、謙虚に学んでいる姿勢を見せたり、音楽の技術だけでなくたくさんのことを感じ取れる時間であったように思います。 プーランクのグローリアは、合唱の生徒たちも、杉本先生、ハン先生両者からたくさんのアドバイスをいただけました。ハン先生のピアノ伴奏では、オペラの相手役の歌も弾きながら歌ってくださり、全身で音楽を表現なさる熱い姿を見せていただきました。ハン先生との会話はドイツ語。杉本先生が訳しながら、生徒たちに伝えてくださいました。 午前中のプログラムが終ったところで、生徒代表がお礼の言葉を伝え、お礼の気持ちをこめて、校歌3番を全員で合唱しました。初めて本校の校歌を聞いてくださったハン先生は「今考えられる中で、一番素晴らしいプレゼントをもらった」と感動してらした、と杉本先生が教えてくださいました。 お昼休みをはさんで、オケはホールにて杉本先生の情熱的なご指導のもと練習を続け、204教室では、ハン先生の声楽公開レッスンが行われました。受講生は、2年生男子の声楽専攻生3名。声楽やピアノ専攻の生徒たちがたくさん聴講しました。ヨーロッパの歌劇場専属歌手からレッスンを受けられるチャンスはめったにありません。3人とも、最初は緊張が見られましたが.ハン先生が、それぞれの良いところを褒めながらも、イタリア語の正しい発音による発声を、丁寧にご指導くださいました。レッスンは英語で行われ、英語科の教員の助けを得ながらも、コミュニケーションをとっていました。「感情豊かな表現がしたいのですが、どのようにすればいいでしょうか。」といった受講生からの質問を受けて、歌詞の意味を答えさせながら、「それをそのまま伝えればいいんだよ」と表情豊かに歌ってみせ、次に隣でいっしょに歌い、と受講生をどんどんその気にさせて、乗せながら、見違えるような表現を引き出してくださいました。明るくエネルギッシュなハン先生のお言葉と表情と歌声、そして魔法のようなご指導に魅了され、興奮したひとときでした。 ヨーロッパの音楽シーンの最前線でご活躍のお二人の、堀音生への愛情と期待のこもった熱いご指導を得られた贅沢な時間の最後には、全員がホールに集まり、お二人に花束を贈呈しました。60期の方々が杉本先生にお会いするため、何人もいらして再会を喜びあっていらしたのも、堀音ならではの強い結びつきを感じる光景でした。 オーケストラ定期演奏会まで残すところあと3日。今日の学びをしっかりと自分たちのものにして、皆さまに自分たちにできる限りの演奏を心を込めてお届けすることでしょう。 佐渡 裕氏 特別授業〜ブログ掲載をお待たせいたしました〜演奏する生徒以外も客席で授業を受けました。ステージも客席の生徒も、みな、佐渡先生のダイナミックで繊細な指揮に魅了されていきました。また、この特別授業を本年度1回目の授業参観に設定し、多くの保護者の方々にもお見守りいただきました。暑い中、ご来校くださった保護者の方々に御礼申し上げます。 「休符を明確に。四分音符分の長さをちゃんと。」「小さい幅でも確実にクレッシェンドとディミニュエンドを」「シンプルな作りの中に、新しい音が出てきたら考えて」「ピアノだけどオケの中で浮き出てくるように」「ここは芯がないほうがいい。現実逃避な感じ」「音がにじんでくるように」「ティンパニとベースの関係を見ておこう」など、楽譜を読み込むことやこの曲のチャイコフスキーらしさを、具体的にエネルギッシュに、ご指導くださいました。指揮をなさりながら、声に出してたっぷりとお歌いになる音楽も、生徒たちをリードしてくださるように思えました。生徒たちは集中力を発揮し、先生の指揮や言葉でのご指導によく応えて、演奏がぐんぐんと変容していきました。大先輩にくらいついていく生徒たちの気迫が感じられました。 第4楽章までご指導くださった約2時間は、あっという間でした。その後、生徒からの質問にお答えくださいました。ピアノ専攻2年生の質問へのお答えの中で、来年、阪神淡路大震災から30年、日本の“終戦”から80年を迎えることについて、先生がどのように音楽の力で関わっていかれているか、また、地球の裏側で起こっている紛争などにも触れ、人と人が一緒に生きて未来を見ていくこと、音楽が豊かに奏でられることの意味をお話しくださいました。 代表生徒(3年生オーボエ専攻)が、先ごろ文部科学大臣表彰を受けられたことのお祝いを含めてお礼の言葉を申し上げ、3年生のコンサートミストレスから花束を贈呈。最後に、生徒全員の校歌3番合唱を聴いていただき、感謝の気持ちを伝えました。「感動した!すばらしい!」と感想をおっしゃっていただけたことは、嬉しいことでした。 国内外でたいへんなご活躍で、超ご多忙の佐渡裕先生が、毎夏母校である本校に帰ってきてくださることは、とても贅沢なことで、決して「当たり前」ではありません。諸先輩方がつなげてきてくださった、堀音らしいつながりのおかげです。「堀音が好きだから来るんです。」という先生のお言葉を心に置いて、堀音生らしく、仲間とともにひたむきに音楽に向き合う堀音でありたいと思います。 「オケ定」まであと10日 〜吉岡アカリ先生 木管分奏スペシャルレッスン〜
本校33期卒業生で、東京フィルハーモニー交響楽団で長年、首席フルート奏者をお務めになった 吉岡 アカリ 先生 が武蔵野音楽大学からお越しになり、木管分奏をご指導くださいました。
午後1時30分、ご紹介もそこそこにレッスンが始まると、生徒たちは吉岡先生のご指導にぐんぐん引き込まれて、演奏に熱がこもっていきました。「ここのアクセントは思い入れをこめて。」「切るまで同じ音圧で。」「シャンパンがはじけるように。」など、とても優しい口調で、わかりやすくお導きくださいました。 時には自らフルートを吹いて、強弱やフレージングなどのニュアンスをダイレクトに伝えてくださりながら、チャイコフスキーの「交響曲第5番」を全曲にわたってご指導いただき、気づくともう午後4時を回っていました。 生徒たちは、「とても楽しかった」「実際にフルートを吹いて示してくださったので、とてもよくわかりました」「木管だけの分奏をこんなふうにやったのは初めてだったので、すごく勉強になりました」と、口々に、満足げに語ってくれました。 今日の学びを忘れず、オケ定本番に向けて頑張っていきましょう。 吉岡アカリ先生、貴重なご指導、ありがとうございました! |
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