京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/11/10
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11月16日(土)探究科進学説明会(午前:中3)、学校説明会(午後:中2以下)申込受付中!!(カテゴリ⇒「中学生のみなさんへ」をクリック!)

23期生 探究基礎「JUMP」スタート

 一昨日から,総合的な探究の時間である「探究基礎」の2年生JUMPの初回授業が始まっており,今日は木曜日に活動する各ゼミの初回授業が行われました。JUMPの目標は,1年生の時に習得した研究方法を活用し,課題を設定して調査・実験を進めつつ,発表と論文作成を行うことで,課題解決能力を含めた探究能力を向上させることです。

 生徒たちは担当の教員や大学院生のTA(ティーチングアシスタント)の方々,周囲の朋と対話を重ね,論文作成に向けて一歩一歩進んでいきます。

 担当者以外の教職員も,ゼミの活動を見学に行くことも多く,生徒の独創的な研究テーマに対して「なぜその課題を探究しようと思ったの?」というような質問をなげかけると,生徒たちは情熱を持って答えてくれます。自分の研究にかける思いがひしひしと伝わってきます。

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新しいカリキュラムが息吹いた日。

 本日から1年生が,堀川高校の新しいカリキュラムでの授業をスタートしました。
 早速1時間目から,新しい学習指導要領の「現代の国語」や「歴史総合」の授業がありました。
 
 「現代の国語」の導入として,「小学校1年生から,“国語”という授業で,君たちはどんなことを勉強してきたのだろう?」という問いについて,生徒たちがペアで考えを交流する場面では,探究DIVEで大切さを体感した,聞く力や伝える力を発揮していました。

 「歴史総合」では,「プリントを使って勉強していきますが,ファイルはいりません。のり一本使って,平安時代からの製本方法である“デッチョウ”(粘葉)という手法でまとめていきます。」「春課題は確かに穴埋め的なプリントでしたが,括弧を埋めるだけで勉強?どういうことを考えてその答えに至ったのか,の跡が残ってる?」と,堀川高校生として学んでいく作法についても学んでいました。

 3,4時間目の探究基礎HOPの授業も,今までの「型」の部分は今年度から始まる「理数探究基礎」という科目でカバーする部分が多くなり,自分がどうしてだろ,こんなことが知りたい,という興味関心を,とことん探っていける,自分の本当に「知りたい」ことを見つけるために,必要なものの見方・考え方を身につける時間となります。存分に「知りたい」に向き合ってほしいと思います。
 
 また,火曜7時間目は,1年生については授業がありません。自分で,クラスで,学年で,どのようにこの時間を活用していくのか,他学年の授業の障りにはならないことに留意しながら,探究していくことになります。

(写真はそれぞれの授業で使われた教材や資料です。粘葉(でっちょう)の製本見本もご覧ください。)
 
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筋書きのないドラマ

うららかな春の日曜日,本校硬式野球部が春の大会に挑みました。試合会場は,森や畑に囲まれた自然豊かな場所にある高校のグラウンド。光を浴びる新緑が見渡す限りに広がっている。新鮮で美しい。残念ながら,新型コロナの影響により学校関係者以外は会場には入れない,いわば,無観客の中での試合でした。

10数名で構成される本校野球部。平日は校内の限られた場所でトレーニングをしたり,近隣のグラウンドを使用させていただいたりしながら,練習に取り組んでいる。週末は,広い嵯峨野グラウンドで思いっきり打って投げて走ったり,他校との試合に挑んだりしている。少ない人数ながら自分たちでのチーム作りを大切にして,目標を持ち,意欲を高めあい,工夫しながら汗を流している。

正午すぎ,気温が上昇し汗ばむ陽気の中,試合開始が告げられる。後攻の堀川ナイン。まずは守りから。気合いを入れて勢いよく全力疾走で自分の守備位置に向かう。

初回。相手の選手がかっ飛ばす。選手は少し委縮してしまったか,なかなかアウトを重ねられない。監督がその様子を察してか,人一倍大きな声で活気づける。「みんな,大丈夫やからな。」「やるべきことをやろう。」「下を向かずに前を見て。」

ピッチャーは2年生。時にワンバウンドしながらも低めを意識して力強く投げ込む。キャッチャーは3年生。それでいいんだと言わんばかりに,捕球後には力強くピッチャーに返球する。その軽快なテンポから,お互いに対する信頼感が伝わってくる。

4点のリードを許した4回裏,堀川に大きなチャンスがやってくる。先頭打者のヒット,そして盗塁。さらにヒットが続き,0アウト1,3塁。次の打者がレフトフェンス直撃2塁打で2点。反撃開始。ベンチの全員が声を枯らして盛り上がる。四球を選び1,2塁。次の選手には送りバントのサイン。少し身体が硬くなったか,なかなか決められない。グラウンドのあちこちから「楽しんでいこうぜ」といった声。バッティングに切り替えると,うまく合わせてセンター前ヒット。満塁。ここぞとばかりに,監督が塁上にいる選手たちを引き締める。「しっかり前を見るんだぞ!」「自分で判断するんだぞ!」

まだ続く。センターオーバー2塁打で2点追加。同点。勢いに乗る選手たちに気の緩みはない。挑む雰囲気を自分たちで創り出している。緊迫する場面場面を夢中になって楽しんでいる。

0アウト2,3塁。四球で満塁。ライト前ヒットで1点追加。ついに逆転。うれしさを爆発させる選手たち。なおも0アウト満塁。三振で1アウト。それでも,仲間たちはかすれた声を振り絞る。「ナイススイング!」レフト前ヒットでさらに1点追加。その後は三振,ショートゴロで3アウト。合計6点の逆転劇。選手たち全員で生み出したビッグイニング。

攻守交替。外野の守備に着く選手たちの会話が聞こえてきた。「さっき,何点取ったっけ?」「6点ちゃうかなぁ。」目の前の1を追い続けた2人の様子がうかがえる。

このまま優勢に試合を運ぶためには堅守で乗り切りたい。しかしピンチが訪れる。2アウト2,3塁。それでもなんとか三振で凌ぎ,0点に抑える。軽快に足を弾ませながらベンチに戻る選手たちが頼もしい。「ナイスピッチング,ナイスキャッチ,ナイスラン!」すべてのプレーを称え励ます。「自分たちにもできるんだ。」という自信,「失敗を恐れず前に出よう。」という勇気に満ちている。

私は知らなかったのだが,高校野球では試合中5回終了後に1度だけ,選手たちがグラウンド整備をするそうだ。両チームの選手が入り混じりながら,黙々とトンボを引く。約10分間,それまで声援に沸いていたグラウンドが静寂に包まれる。最後には,それぞれのチームが交互に,礼儀正しくその場に直立し「ありがとうございました。」感謝の気持ちを素直に表す,すがすがしい瞬間。

試合再開。6回表にはホームランで同点に追いつかれる。それでも意地を見せる選手たち。2アウトからの深いショートゴロ。懸命に飛びついて,なんとかキャッチ。厳しい体勢から足を踏ん張り,渾身の送球。少し逸れたワンバウンドのボールを1塁選手が全身をめいっぱい伸ばして捕球する。アウト。選手たちの戦いはまだまだこれからだ。

その裏の攻撃。隙があれば次の塁を狙う機敏な動きをみせ,1点を取る。再び7対6とリード。このまま最後まで粘ってほしい。

7回表の守備。ピッチャーに疲れがみえる。球数がかさんでいる。暑さも堪える。満塁のピンチを迎えると,ベンチからタイムがかかる。内野の選手がピッチャーのもとに駆け寄る。ピッチャー交代。ここまで本当によく投げた。外野の選手も遠くから労いの声をあげる。次には,ショートを守っていた選手がマウンドに立つ。投球練習で見せるストレートが走っている。みんなの期待を背負って終盤に挑む。

相手の打線に火がつく。怒涛の攻撃を浴びる。次々に点を失ってしまう。「1つ1つを大事に。」「ボールを待つんじゃない!自分から呼び込むんだぞ!」「打たれてもいい。思い切っていけ。」監督も選手とともに戦っている。ベンチにいるマネージャーの少し高い声がグラウンドに一層響き渡る。内野の連携によって,両チームを通じて初めてのダブルプレーを決め,この回を閉める。選手たちには笑顔があふれている。

8回にも得点を許し,規定によりコールドゲームとなり試合終了。9回まであと1回,選手たちが最後にどこまでできるのか,何を残してくれるのかを見たかったのが正直な気持ち。両チーム選手が整列し,互いに礼を交わす。審判の方々へも。最後までやり遂げる姿がまぶしい。


負けはしたものの,見応えのある試合だった。表情豊かに盛り上がる瞬間もあれば,ハラハラする緊迫のシーンもあった。絆固く果敢に挑む場面にも心を動かされた。2時間半ほどのドラマの中に散りばめられた1アウトの難しさ,1スイングの重み,1プレーの悔しさ,1点の喜び。そういったものを生徒たちはリアルに体感していたのだろう。一皮むけた生徒たちの次に期待したい。

生徒たちは自分自身のドラマを創り,ストーリーを描く。映像や本の中だけにあるものではない。話題性の高い人に限られるものでもない。あらゆる部活動や学校生活の中で,生徒たちは目の前の何かを夢中になって追いかけている。そういった1人1人を応援していきたいと思います。

橋詰 忍

24期生 第3回学習オリエンテーション

 本日,24期生の第3回学習オリエンテーションを実施しました。各クラスで50分ずつ,英語・数学・国語の3教科が各教科の学習について説明を行いました。英語は世界の,国語は日本の,数学は自然科学の言語であり,どの教科も「言語」の学習です。堀川高校では1年次に特に「言語」の学習を重視しています。教科によって授業内容は異なりますが,繰り返しトレーニングすることの重要性や,ミスや疑問点をきっかけにして学びが深まることなど,共通点もいくつかあったのではないでしょうか。生徒は,探究DIVEの時とはまた異なる,集中した顔で話を聞いていました。
 
 いよいよ明日から通常授業です。50分の授業を最大限活用するために,自分で手と頭を動かす,予習・復習の時間が大事です。堀川に通学する生活リズムを整えながら,1週間の時間割に沿ってどんな家庭学習の計画を立てるのか,短いスパンでチェックしながら自分のスタイルを創っていきましょう。


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「スクール・ポリシー」と「グランドデザイン」

 特色・魅力ある教育の実現をめざして,堀川高校の入学選抜時から卒業時までの教育活動を一貫した体系的なものに再構成し,「グランドデザイン」としてまとめました。

 堀川をめざし集うすべての生徒が学習意欲を喚起させ,多様な経験を重ね,社会で求められる資質・能力を身につける。そして高い志を持ち,自らの未来を描く。そのための指針となる「3つの方針(スクール・ポリシー)」を策定し,それらを含む堀川高校の学校像「グランドデザイン」を仕上げました。

 本校では,「グランドデザイン」を令和3年度に作成し,校内・校外にお示しして多くのご意見をいただきながら,より意味のあるものに改訂してきました。そうして令和4年度「グランドデザイン」の完成に至りました。

 これは,京都市教育委員会により,市立高校が学校改革を推進する上での大綱となる方針として,今年度策定された「京都市立高等学校スクール・ミッション」に基づいています。

 「スクール・ポリシー」「グランドデザイン」については,日々の教育活動の中で,教職員はもちろん,保護者・生徒,校外のさまざまな方々と検討や検証を重ねながら,進化を追究していきたいと考えています。

2,3年生 授業スタート!

 本日,2年生と3年生の授業がスタートしました。

 8時30分の1限開始に向けて,13日には時間割発表が行われました。各教科の教員も生徒たちも,今日の授業開始に向けて,準備を重ねてきました。

 3年生は,2年次から講座のメンバーが変わっていたり,新たな教員との出会いがあったりすることを,よい節目と捉えて,学習に前向きに取り組もうという熱意が感じられました。日々の授業を堀川高校での最後の1年の主軸に据え,学び続ける姿勢をもち続けてほしいと思います。

 また2年生は,1年次と違って選択科目が大幅に増え,教室移動や文理別の講座に慣れない様子もありつつ,新たな1年をフレッシュな気持ちで迎えられているようでした。

 また,3限にはアリーナで23期生「JUMPはじめの会」を実施しました。探究基礎委員がメインで運営しながら,探究基礎「JUMP」へ向けた春休みの成果やこれから半年間の課題などを,グループで発表する時間を設けながら,23期生全体で共有しました。23期生のJUMPの授業も,24期生のHOPと同様,来週から本格的に始動します。

上:初回授業の様子
中・下:JUMPはじめの会の様子
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やってみて,どうだった?〜探究DIVE2日目〜

 昨日から始まった24期生探究DIVEは2日目を迎え,各班の探究成果を発表するポスターセッションが開催されました。

 午前中は各班ごとに,昨日の探究成果をポスターにまとめる作業をしました。音の方向についての探究,桜の花びらの散るスピードについての探究,言葉だけで動作や形を正確に伝えるための探究の3テーマに分かれ,どのような仮説を立て,実証実験をしたのか,わかりやすく伝えるために,班全員で考えながらポスターを作成していました。その成果もあって,本能館の各所に設置された手書きのポスターは,見た人により伝わるよう様々な工夫が施されていました。

 午後からはいよいよ探究結果の報告会。時には聴衆すら巻き込んで目の前で実演して見せるなど,意欲的なプレゼンテーションが行われていました。ポスターの前に立つ生徒たちには緊張の色は見えず,楽しそうに探究の成果を発表し,質疑応答も活発に行われていました。

 堀川高校の探究にDIVEする2日間が終わりました。昨日のプログラムには,交流班スタッフたちの企画・運営でのクラス交流や学年全体交流としてのレクレーションも行い,新しい仲間たちとたくさん繋がった時間となりました。

24期生は,来週からいよいよ授業が始まり,探究基礎HOPもスタートします。

上:完成したポスターを確認する生徒たち
中:ポスター発表に向けて息を合わせる生徒たち
下:ポスター発表の様子
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2年 GTEC

 本日午前中は、2年生がGTECアセスメント版を受験しました。これは英語の「読む・聞く・書く・話す」という4技能を測るテストで、堀川高校では1年生と2年生の4月に実施しています。2年生については,京都市における「高校生のための学びの基礎診断」の測定ツールともなっています

 スピーキング(話す)力を測る時間には、生徒は1人1台専用のタブレットが配布され,そこから流れる音声等の指示をイアホンを通して聞いたり,タブレットの画面を見たりしながら,ひとりひとりの話す英語が,タブレットに録音されます。緊張した雰囲気の中、真剣な面持ちで、生徒たちはGTECに取り組んでいました。

 堀川高校では,GTECのみならず,日々の英語の授業の中でも,4技能の育成に真正面から取り組んでいます。
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まず,やってみよう! 〜探究DIVE一日目 速報〜

 今日から2日間,本校の別館である本能館にて,1年生が入学して初めて探究活動に取り組む,探究DIVEが行われています。

 1日目の今日は, 初めに全体で開講式を行いました。副校長,研究部長の言葉に続いて,学年主任から,「入念に準備はしたが,予定通りにいかないこともある。それをあとから振り返って様々なかたちで自分の糧とすることを大事にしてほしい」との言葉がありました。また,全体代表の生徒は,一年生の仲間全員に向けて,「探究をまずやってみることが大事。上手くいくかはわからないが,班ごとに答えを出すまでの過程を愉しんでほしい」と言葉をかけました。

 開講式が終わると,生徒は与えられたテーマに沿って,班ごとに探究活動を進めていきます。各班が挑む今年のテーマは「この音は一体どこから...!?」,「桜の花ってもっとゆっくり散ればいいのにと思いませんか?」,「言葉だけでは伝わらないこともあるのかな」の三つです。生徒たちは,リーダー・スタッフ生徒の指示を受けて,本能館のいたるところに分散し,答えの用意されていない問に対し,各班が思い思いに話し合いや実験を行っています。

 昼食は本館に戻ってきちんと黙食。昼の時間にリーダーやスタッフはミーティングを行い,午前の振返りからの改善点や午後の進行の情報共有や新たな指示を行いました。

 「条件を整理してみよう」,「比較するには基準になるものをつくらないと...」,など探究に必要な考え方を生徒自身が気付いて実行している様子が窺えます。窓から吹き込む春の息(いぶき)を感じながら,ひとりひとりが仲間とともに,積極的に探究にいそしんでいます。

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体力テスト

 昨日から3日間にわたり,体力テストが行われています。1年生から3年生まで,毎年度実施される体力テストは,自身の体力の現状を知り,適切な運動の行い方を考えるための良い機会です。50m走・ハンドボール投げ・立ち幅跳び・ハンドボール投げ・反復横跳び・上体起こし・シャトルラン・長座体前屈・握力の9項目に取り組みます。
 
 保健体育科の教員だけでなく,多くの教職員が計測なども行う年度当初の取組となっています。

 24期生にとっては初めての取り組みでしたが,ひとりひとりの計測が安全かつ円滑に行えるよう,協力してボールを運んだり記録したりする姿が多々見られました。仲間とともに朝から運動することで,年度当初の緊張もほぐれて爽快な気分になったことでしょう。

 体力テストまでの待ち時間のLHRでは,クラスの親睦を深めたり,共に学ぶ集団として「ありたい姿」を考えたりする取り組みが行われていました。自己紹介の後,「人生で成し遂げたいこと」を担任の先生に質問したり,「スマホ五箇条」をクラス内で独自に作成して,ICTの適切な活用について考えよう,共有しよう,としたりする姿から,対面でのコミュニケーションを大切にしようとする24期生の意欲が伝わってきました。

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行事予定
5/31 尿検査二次
6/1 尿検査二次
6/2 スクールカウンセラー来校日
6/3 3年前期中間考査

カリキュラム

進路状況

お知らせ

部活動ガイドライン

PTA

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