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最新更新日:2024/07/04 |
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「ほめる達人になる」
「ほめる達人になる」についてお話します。
「ほめる」と簡単に言いますが,上手にほめることはなかなか難しいのではないでしょうか。 子どもが小学生の高学年から中学生ぐらいになる(個人差もあるが,いわゆる思春期に入る)と,親や先生の言うことを聞かなくなり,「ほめる」より「叱る」方が多くなりがちです。当然,注意や指導しなければならない場面では,時として「叱る」ことも必要です。ただ,気づいたら「叱る」「叱られる」の多いコミュニケーションに陥っていると振り返る保護者や先生が多いと聞きます。 そこで,「ほめる」ために,私自身が心がけていることや技術を紹介しましょう。 □さ行の「ほめ言葉」を口癖にする さ:さすが〜。最高。 し:しっかりしてるなぁ。しびれたわ〜 す:すごい。すげぇ。素晴らしい。すてき。好きやわ。 せ:センス抜群やね。世界一ちゃうか。先生も嬉しいわ。 そ:それでいいよ。その調子で頑張れ。その通りやね。 など 以上は,すぐに使える短い言葉です。ですから,子どもとの関わりの中で日常的に口癖のように使うことで,子どもの「自尊感情」を少しでも高めることになるのではないかと思っています。 □視点を変えて「ほめる」テクニック(リフレーミング)を使う これは,同じ物事でも,人によって見方や感じ方が異なり,ある視点で見たら短所として捉えられるが,違った視点でみたら長所として捉えることができるという考え方に基づくほめ方です。 例えば, 子どもの様子 → リフレーミングすると □さわがしい → 明るい,活発な □意見が言えない → 争いを好まない □飽きっぽい → 好奇心旺盛な □自慢する → 自己主張ができる □おしゃべりな → 社交的な □断われない → 相手の立場を尊重する □だまされやすい → 素直な 純粋な □あきらめが悪い → チャレンジ精神に富む □勝ち気な → 向上心がある □調子にのりやすい → 雰囲気を明るくする □がんこな → 意志が強い □涙もろい → 人情味がある 以上は,少し意識していないとなかなか言葉になりませんが,メッセージのコメントや文章などの中で活用ができると思います。参考にしていただければ嬉しいです。 嘉楽中学校 校長 井上 浩史 |
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