最新更新日:2024/09/17 | |
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ねがいをこめて
もうすぐ七夕。
子どもたちは,少しずつ笹に飾る飾りをつくっているところです。 昔ながらの飾りに加えて,現代風な飾りもつくっています。 この飾りには,それぞれに意味があります。 網・・・豊漁でありますように。 くずかご・・・倹約,清潔にする心が育ちますように。 夜空やロケット・・・宇宙への夢。 でも,先生たちは,さらにこんなねがいをこめているのです。 年長・ことり組の「ひし形つなぎ」で見てみましょう。 先生は,4人組になって,その4人でテーブルを囲むように伝えました。 次に,先生は,これからすることをやって見せました。 1.グループで5色の色紙を1枚ずつ用意すること。色は,青,赤,黄,白,黒。 2.自分のグループに5色の色紙がそろっていることを確かめたら,自分が担当する色紙を,まず細長く半分に折り,それを小さな正方形になるように更に半分に折ります。角と角,辺と辺を丁寧にそろえて,指先で折り目に「アイロン」を掛けて,しっかり折り目がつくようにします。 3.色紙を開くと小さな正方形が4つ,折り目で区切られています。この折り目で切り取ります。はさみで丁寧に切って,小さな正方形を4枚つくります。 4.自分がつくった小さな正方形をグループのお友達に「どうぞ。」と声を掛けながら手渡します。「ありがとう。」と受け取ります。(グループで一人が1色を担当します。早くできた人がもう1枚。4人に5枚あるので。) 5.見本の「ひし形つなぎ」を見て,色の順番を確かめながら,のりでつなげていきます。のりは適量を考えること。 先生の演示と話が終わると,子どもたちは早速「ひし形つなぎ」に取り掛かっていました。 保育の中で先生たちはこれまでも,「幼稚園教育要領」の中に示されている「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」(「協同性」「健康な心と体」「思考力の芽生え」「数量や図形,標識や文字などへの関心・感覚」「言葉による伝え合い」「豊かな感性と表現」など・・・)をめざしてきました。こんなふうにねがいをこめて保育を進めているのです。 発達段階に合わせていますので,もちろん学年によって違いがあります。 「ひし形つなぎ」を「五色紙」と呼んだりします。 |
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