学校日記

市立高校生等の伝統文化体験事業【能楽鑑賞会】

公開日
2026/10/22
更新日
2026/10/20

学校の様子

 10月19日(月)、金剛能楽堂において、京都市立高校生等を対象とした伝統文化体験事業「能楽鑑賞会」が開催されました。本事業は、一般社団法人京一商西京倶楽部のご支援をいただき、毎年実施されているものです。本校からは1年生が参加しました。


 当日は17時に学校を出発し、バスで会場へ向かいました。短い移動時間ではありましたが、生徒たちは友人同士で楽しそうに会話を交わしながら、終始にぎやかな雰囲気の中で過ごしていました。


 金剛能楽堂に到着し、ホールへ足を踏み入れると、まず目に飛び込んできたのは荘厳な木造の能舞台でした。その独特の雰囲気と存在感に、生徒たちは圧倒されている様子でした。


 鑑賞に先立って行われた解説では、これから上演される演目のあらすじや見どころが紹介されました。また、各校の代表生徒が1名ずつ舞台に上がり、能の基本的な動きを体験する機会も設けられました。実際に能の所作に触れることで、生徒たちは能への理解をより深めることができました。


 最初の演目は狂言「附子(ぶす)」でした。中学校の国語の教科書で学んだことのある生徒も多く、親しみをもって鑑賞していました。ユーモアあふれる展開に、会場からは時折笑い声も聞こえました。


 続いて上演された能「清経」は、戦乱の世に翻弄される夫婦の切ない愛情を描いた作品です。独特の言い回しや表現に難しさを感じる場面もありましたが、生徒たちは事前の解説を手掛かりにしながら鑑賞していました。


 長い歴史の中で受け継がれてきた能楽が創り出す世界は、生徒たちにとって、まさに「本物」の芸術に触れる貴重な体験となりました。音楽を専門に学ぶ本校の生徒たちには、今回の能楽鑑賞を通して、音楽だけでなくさまざまな芸術表現に触れ、自らの感性や表現力をさらに豊かにしてほしいと思います。