卒業生・杉本優さんによる指揮特別レッスンを実施しました
- 公開日
- 2026/08/01
- 更新日
- 2026/07/31
学校の様子
7月28日(火)、本校卒業生で、ドイツを中心に活躍されている指揮者・杉本優さんによる指揮特別レッスンを実施しました。約2時間半にわたり、指揮専攻の生徒1名をご指導いただきました。
今回の特別レッスンは、オーケストラ定期演奏会で客演指揮者としてご指導いただくだけでなく、その学びをさらに深める機会として実施しました。
実は定期演奏会の練習期間中、杉本さんは客席からオーケストラ全体の響きを確認するため、生徒に指揮を任せる場面を何度か設けてくださいました。客席での確認を終えると、今度は生徒の横に立ち、演奏者への伝え方や表現について直接ご指導いただきました。大規模なオーケストラ、そして世界で活躍するソリストとともに音楽を創り上げる経験は、普段では決して得ることのできない、生徒にとって大変貴重な学びとなりました。
今回の特別レッスンでは、オーケストラ作品を2台のピアノ用に編曲した楽譜を用い、指揮者として演奏者とどのように音楽を創り上げていくのかを実践を通して学びました。
レッスンの中で杉本さんは、「きれいに振れるかどうかには興味はない。どれだけ演奏者に、自分がこういう音を作りたいという思いを伝えられるか。そのためには、演奏者としっかりコンタクトを取り、棒で表現することが大切」と語られました。
指揮者は自ら音を出すことはありません。だからこそ、演奏者の心を動かし、「こう演奏しよう」という思いを引き出すことが何より大切です。今回のレッスンでは、そのために必要な表現や演奏者との向き合い方について学びました。
参加した生徒は、「指揮者として本当に大切なことを教えていただいた気がします。もっと爆発的な表現をしないと、演奏者に、そしてその先の聴衆に伝わっていかないことを実感しました。自分は音を出さないからこそ、何倍も表現する必要があり、きれいに間違いなく振ることよりも、音楽を伝えることを大切にしたいと思いました。」と振り返っていました。
2時間半にわたるレッスンは、指揮の技術だけでなく、演奏者の心を動かし、ともに音楽を創り上げるために大切なことを学ぶ、大変有意義な時間となりました。