学校日記

教科書の中の水圧が目の前に! 体験と観察で学ぶ【3年理科】

公開日
2026/09/03
更新日
2026/09/03

学校の様子

9月3日、3年生の理科では「水圧」について学ぶ実験を行いました。教科書や黒板で学んだ内容を、実際に見たり感じたりしながら確かめることで、水圧の性質について理解を深めることがねらいです。
私たちは普段、水の中で圧力を受けながら生活しています。例えば、お風呂に肩までつかると体の周りが押されるような感覚があったり、プールで水中に潜ると耳が圧迫されるように感じたりします。また、水深が深くなるほどその感覚が強くなることも、多くの人が経験していることです。しかし、その圧力は目で見ることができないため、実際にどのように働いているのかを想像することは簡単ではありません。
授業ではまず、水槽の中に設置したゴム手袋に手を入れ、水圧を体感する実験を行いました。ゴム手袋が肌に密着することで、水が手の周囲から押していることを普段以上にはっきりと感じることができます。生徒たちは、「水が横からも押している」「手全体が包まれているような感じがする」など、水圧の特徴を実感しながら観察していました。普段何気なく入っているお風呂やプールの中でも同じ現象が起こっていることを確認し、学習内容と日常生活とのつながりを感じる機会となりました。
続いて、円筒形の筒の両端にゴム膜を取り付けた実験器具を使い、水深と水圧の関係を調べました。まず円筒を横向きにして水中へ沈めると、両方の膜は同じ深さに位置するため、ほぼ同じようにへこみました。生徒たちはその様子から、「同じ深さでは同じ大きさの水圧が働く」という性質を確認しました。
次に、円筒を縦向きにして沈めると、上下の膜の深さが異なるため、へこみ方にも違いが見られました。予想通り、より深い位置にある膜の方が大きくへこみ、水深が深くなるほど水圧が大きくなることを目で見て確かめることができました。教科書で学んだ内容であっても、実際に現象を観察することで、その理由や仕組みへの理解が一層深まったようです。
理科では、知識を覚えるだけでなく、実験や観察を通して現象を確かめ、自分で考えながら理解していくことを大切にしています。今回の授業でも、生徒たちは予想を立て、結果を観察し、その理由を考察する過程を通して学びを深めることができました。目には見えない水圧の働きを体感しながら学んだ経験は、今後の学習にもつながる貴重な機会となりました。