修学旅行を終えて・・・その2
- 公開日
- 2010/04/20
- 更新日
- 2010/04/20
校長室から
2回目はバスの中のガイドさんの存在についてです。一生懸命案内をしてくれるガイドさん、それを聞く生徒たち・・・
《バスの中》
修学旅行での楽しみは色々ありますが、バスガイドさんとの交流はとても印象に残ります。自分が高校生のとき、九州方面へ修学旅行に行きました。3日間、同じガイドさんに接し、その優しい話し方から、「あこがれ」や「ほのかな思い」を感じた事を覚えています。旅行後も、写真を送ったりして、何度か手紙の交流もありました。旅行の楽しさの幅を広げてくれたと思います。
今回は、学校から伊丹空港、那覇空港から本部港の往復のみバスを利用しただけで、一番長く接したガイドさんでも、那覇空港と本部港往復の3時間程度でした。その間ガイドさんは、沖縄の歴史や文化、特に今でも沖縄に大きな影を落としている戦争・基地のことなど、一生懸命に話してくれました。でも残念だったのは、高速道路上を走っている時は、安全のため、ガイドさんも着席して前を向いて案内されていたことです。もちろん安全第一ですから、もしもの時を考え、シートベルトを着用することは必要です。しかし、案内をしてくれているガイドさんの顔が見えないことは、その思いを十分に感じることができず、ついつい話を聞き流してしまっているのです。
コミュニケーションという言葉がよく使われます。人と人が交流するには、”聞く”事だけでは十分ではないのだと思います。その人の思いを感じ、自分の思いを伝える。人間同士のコミュニケーションには、五感が欠かせないのです。見て、きいて、臭いで、触れて、味わって・・・それらの組み合わせが多いほど、コミュニケーションは深まるのだと思います。私は集会のとき生徒たちに向かって、「話は目で聞く」ということをよく言います。「思いを伝え、思いを受け取る」そんなコミュニケーションをこれからも積み重ねていってほしいと思いました。