「人権週間について」
- 公開日
- 2010/12/01
- 更新日
- 2010/12/01
校長室から
昭和23年(1948年)12月10日、フランスのパリで行われた国際連合第3回総会において、「すべての人民とすべての国とが達成すべき共通の基準」として、「世界人権宣言」が採択され本年で62周年を迎えます。この宣言は基本的人権の尊重の原則を定めたものであり、それ自体が法的拘束力をもつものではありませんが、初めて人権の保障を国際的にうたった画期的なもので、この宣言により世界の人権を守る動きは大きく進んでいます。
国際連合は、毎年この12月10日を「人権デー」として、加盟国などにこれを記念する行事を実施するように呼びかけています。日本では、世界人権宣言が採択された翌年の昭和24年から毎年12月10日を最終日とする1週間を「人権週間」と定め、全国的な啓発活動を展開しています。奇しくも、国連が「人権デー」と定めた12月10日は、爆薬ニトログリセリンを実用化した新型爆薬ダイナマイトの発明者であるアルフレッド・ノーベルの命日でもあります。彼が工事現場での作業効率を上げるために作った爆薬が、戦争で人を殺す爆弾として使用され多くの命が失われました。後に、彼の遺言によってダイナマイトの発明や油田開発で得た莫大な財産を運用して、科学の発達などに貢献した人に賞金を与える「ノーベル賞」ができました。「ノーベル賞」の授賞式は、毎年、彼の命日である12月10日にストックホルムなどで行われています。
京都市PTA連絡協議会も「子どもたちの健やかな育ちを目指し、一人一人の人権が尊重され、かけがえのない“いのち”が輝く社会を作りましょう!」「『子どもを共に育む京都市民憲章』を行動規範として、社会のあらゆる場で実践し、行動の輪を広げましょう!」をメッセージ文に掲げ、人権尊重街頭啓発活動を12月4日(土)に京都市全域で行います。高雄校PTAも嵐山付近でこの取組に参加します。
(学校だより「もみじ太鼓」11月24日号所収)