「新常用漢字表」
- 公開日
- 2010/11/30
- 更新日
- 2010/11/30
校長室から
6月に文化審議会が文部科学省に答申した「常用漢字表」が内閣告示されました。現行の常用漢字表に196字の追加、5字削除で計2136字(読み方に変更のある漢字を含む)からなる常用漢字表で、追加された漢字には憂鬱の「鬱」、語彙の「彙」などの難しいもの、賄賂の「賄」などの法律用語や都道府県名に使われる「茨、栃、埼、梨、阜、阪、奈、岡、媛、熊、鹿」の11字なども入りました。また、現行漢字の音訓も見直され、「関わる、育む、他(ほか)、私(わたし)」など現行のものにはない読みも加わりました。
現行の学習指導要領では、「中学卒業までに常用漢字の大体が読めるように、高校では主な常用漢字が書けるように」と規定していますが、文部科学省では9月、「追加された196字を中学校の1〜2年にそれぞれ50〜100字を配当、残りを中3に割り振って読みを指導する」ように決めました。今後の流れとしては、2011年度は必要に応じて中学校・高校で指導が可能になり、2012年度に正式指導開始、2015年度の入学対象者の高校・大学入試から「新常用漢字」からの出題が解禁されます。
何れにしても、社会生活ではコミュニケーションの手段としての漢字使用を心掛けることが重要で、情報機器による漢字習得の機会も増加すると考えられますが、漢字の習得には書き取りが不可欠です。学校がある日だけ1日に5字ずつ漢字を覚えるとすると、1年間で中学校3年間で学習する漢字(または小学校で習った漢字)をほぼ全部覚えることになります。「ちりも積もれば山となる」ということわざを見習って、日々の取組を大切にしてください。