『東山を西に見て』
- 公開日
- 2010/09/22
- 更新日
- 2010/09/22
校長室から
「部活での繋がり」
新人戦がにぎやかに進行中です。三連休中もいくつかの試合の応援に行きました。(まだ行けてないところ、ごめんね!)「先生、お休みのところ、ありがとうございます。」保護者の方や顧問の先生からそう言っていただくと恐縮します。時には、「すみませんね」とか「ご苦労様です!」とも言われますが、子どもの一生懸命に頑張る姿を見たいという、単純な気持ちからなので、どうぞお気づかいのございませんよう。
若いころ、休日の練習に来られない先生がいると、『自分がこんなに取り組んでいるのに…!』と腹を立てたこともありましたが、いつしか、気にならなくなりました。「自分がやりたいからやっているのだ。」と思うようになったからです。急にそんなことも思い出しました。
部活指導の優先順位は、授業づくりや学級づくりの次だと分かってはいても、寝ても覚めても練習内容について考えることも少なくありませんでした。必然的に、そういう関わりをもった子どもたちとの関係は、強くそして深くなります。卒業後に長く関係が続くのも、圧倒的に部活関係の子が多いです。先生に厳しく叱られても「ハイ!」と言える子、先生とアイコンタクトをとってプレーのできる子など、連休中の試合でも、そんな深く強い関係で結ばれている先生と子どもたちとの様子をいくつも観ました。
18日、もう何人目になるでしょうか、教え子の結婚式および披露宴に出席しました。以前に勤務していた学校で、部活に思いっきり力を入れていた頃の生徒です。「テニス部に入ったら休みがない。」「生活態度まで厳しく指導される。」という噂が小学生の間に広がり、このあと入部者がありませんでした。3年間、練習の準備から後始末まで自分たちでした、そんな子たちでした。2年生の夏からは6人になってしまいました。2人の顧問と6人の選手で、愛車のエスティマに乗ってあちこち練習試合にも行きました。一人の補欠もいない6人のチームで、2大会続けてベスト8に入った自慢のメンバーのひとりです。
新婦となった彼女は、授業中は本当に目立たない子でした。ところが、試合になるととてつもないねばりをみせました。いつも1対1で試合の順番が回ってきて彼女のペアにチームの勝敗が懸かりました。試合中、どこからそんなに出るのかというくらい大きな声を出しました。軽いフットワークで、諦めることなくボールを追いかけました。
土曜日は朝の7時から練習をしました。選手も顧問も6時過ぎに家を出ました。勉強との両立もうるさく言いました。保護者の方の協力が大きかったと、今更ながらに思います。
今も変わらない笑顔と同じくらい涙の顔を見ましたが、披露宴では、司会者から「中学校時代はテニスに明け暮れた」と肯定的な紹介がありました。
教え子の披露宴でスピーチできることは、教師として最高の幸せを感じる時のひとつです。『うちの先生も、将来何人もの教え子の結婚披露宴でスピーチするやろうな。』 先生と子どもたちとの強い信頼関係を目の当たりにしながら、翌日の試合観戦中そんなことを考えていました。 優勝目指して頑張れ!花山中学校生、そして先生方!