『東山を西に見て』
- 公開日
- 2010/09/16
- 更新日
- 2010/09/16
校長室から
「学校祭に向けて」
学校祭に向けての取組が本格的に始まりました。ダンス・合唱・演劇の練習、そして展示作品の制作等が学校中で展開されています。そして、そこには真顔と笑顔が溢れています。今、花山中学校は、学校際に向けて先生と子どもたちが一つになっています。
合唱やダンスの音楽が聞こえてくるとじっとしていられなくて、各箇所を見て回るのが日課となりましたが、日に日に上達していく様子もみてとれ、こちらまで温かな気持ちにさせられます。「担任をもちたい! 指導がしたいなぁ。」今の正直な感想です。
担任や副担任の先生は、普段“しんどい”思いをすることも少なくありません。しかし、子どもたちと一緒になって取り組むとき、教師としての喜びを感じられるのです。子どもたちの傍にいる先生方を羨ましく思いつつ、当日の大成功を願わずにはおられない気持です。
さて、ダンスや合唱は、多くの学校で取りやめられる傾向にあります。つくり上げていく過程に色々な“しんどい”ことがあるからです。土曜日が休日になり、授業時間の確保が難しくなったことも大きな要因です。「何でダンスなんかしなアカンねん!?」「絶対に歌わへんしな!!」そんな風に言う子もいます。そんな子たちを学級や学年の集団の中に引き込んでつくり上げていくのはそう容易くありません。もう十年位前になるでしょうか、私が勤めていた学校でも集団演技(男子は組体操、女子はダンス)と合唱をやめようということになりました。反対しましたが、「劇に集中するべきだ」という意見にしぶしぶ納得したことを思い出します。
取組の過程では、“しんどい”思いもするのですが、その分、本番に上手くいった時の感動は大きいのです。また、この期間に明らかに子どもが変わることも、こうした取組の醍醐味です。しかも、子どもが子どもを変えることが多いのでたまりません。
実は昨日、3年生のある教室に首だけ突っ込んで、合唱練習を聴いていた時です。別のクラスの子がやって来て「先生、どの組が一番うまいですか。」と私に尋ねました。「まだ全部聞いたわけじゃないから…」そう言ってはぐらかしましたが、学年集団が高まりつつあることを実感し、ほくそ笑む思いでした。
本校のダンスの練習は、先生が前面に出ません。夏休み中から練習を続けてきたリーダーたちが学年集団を引っ張っているのです。この指導方法は、実は先生が直接指導するより手間と時間がかかる分だけ“しんどい”のですが、敢えてそうしているところに、教育に関わる者として、大きな意義と感服と喜びを感じます。そして、校長としてこういう本校の取組と教職員を誇りにも思います。
取り組みが始まって4日。まだまだこれからですが、学校祭がとても楽しみになってきました。今月末の文化祭と来月の体育祭、キラキラと輝く子どもたちの姿、それを温かく見守る先生方の姿を見るのが楽しみでなりません。