学校日記

食育放送

公開日
2023/11/20
更新日
2023/11/20

校長室から

 音羽中学校では、毎月19日を「食育の日」としています。今月は19日が日曜日だったため、11月20日に、生徒会の広報委員の皆さんが、昼食時間に食育放送を行ってくれました。食に関する関心を高め、自身の食事に生かしてほしいと思います。

 みなさんこんにちは。 11月の食育放送の時間です。

 みなさんは、11月24日は何の日かご存じでしょうか? 11月24日は、「いい日本食(いいにほんしょく)」とかけて「和食の日」です。「和食」は、2013年にユネスコの「無形文化遺産」に登録されました。四季折々の「食材」や行事との関わり、だし汁を使ったおいしい「料理」、バランスの取れた「栄養」、食べる人のことを考えた「おもてなし」などが和食の大切な要素となっています。
 和食は、SDGsの観点からも「地球にやさしい食事」として注目されています。例えば、干ししいたけやひじきなどの乾物や魚の干物。これらは、乾燥させたり塩づけにして長く保存することができます。また、米を精米するときに出る「ぬか」を捨てずに、ぬか漬けに使うのも昔から伝わる工夫です。自然の恵みである食べ物を、無駄なく使いきるために様々な工夫がこらされてきたのですね。他にも、環境負荷が少ない植物性の食品(大豆製品や野菜・海藻など)を中心としたおかずが多いこと、旬や地元の食材を大事にする食文化も、和食が「地球にやさしい」ポイントです。旬でない時期に食材を育てるには、気温や日照時間などの条件を整えるために多くのエネルギーが必要になり、二酸化炭素がたくさん排出されます。旬の食材は栄養価も高く、おいしい、エコという点でも優れものです。また、地元の食材を使うことも、食材を輸送するのにかかる費用や使用する燃料、排気ガスを抑えるだけでなく、地域の活性化にもつながります。
 和食は地球だけでなく、私たちの体にとってもやさしい食事です。主食のご飯を中心に、魚や大豆製品、野菜や海藻類などをたくさん使うおかずの組み合わせは、不足しがちなビタミン類や無機質を補い、栄養バランスが整いやすくなります。また、だしの「うま味」を活かすことで、塩や脂質を使用する量が少なくてもおいしく食べることができ、生活習慣病の予防にもつながります。
 このような和食ですが、世界で注目されている一方で、日本人の和食離れが進んでいます。世界中のおいしい料理が食べられるようになっている中、昔から親しまれてきた和食献立の伝統を次の世代へ伝える機会も減っています。だしをとったり、「一汁三菜」の食事を用意したりなど、和食をつくるのに手間がかかるイメージがあるかもしれません。そこで、和食の献立の救世主、ごはんと具だくさんのみそ汁がおススメです。ごはんと、野菜、肉類、魚介類、冷蔵庫の残り物など、いろいろなバリエーションで具だくさんのみそ汁を組み合わせれば、手軽な和食献立の完成です。普段の食事から和食をとりいれることで、和食の継承につながります。日本の伝統的な食文化である「和食」を未来に継承していくためにも、「和食」の良さを再確認して、大切にしたいですね。

 以上で、11月の食育放送を終わります。