学校日記

「全国学力・学習状況調査」の結果から 6

公開日
2014/11/04
更新日
2014/11/07

校長室から

 今回は【自尊感情】についてみてまいります。「自尊感情」とは,自分自身を好きだという気持ち,自分を大切に思える気持ちのことです。内閣府の調査では「自分に誇れるものがない」とする子どもは他国に抜きん出て多く,「自分に自信がある」という割合も減少しているという結果が出ています。
 この項目に関連した設問は,以下の3つです。
■ ものごとを最後までやり遂げて,うれしかったことがありますか。
■ 難しいことでも,失敗を恐れないで挑戦していますか。
■ 自分には,よいところがあると思いますか。
 
 全国平均と比べ,どの項目も有意な差は認められませんが,学年が進むにつれ「当てはまる」割合が減っていること,また「どちらかと言えば…」に変わっている点は気がかりです。日ごろから子どもたちには「自分の夢を持とう」という話をしていますが,多感なこの時期に多くのことに挑戦し,失敗を乗り越える力を身につけさせることは,大事な経験です。その中で,自分の能力や適性,将来の道筋が見えてくるのではないでしょうか。
 今年の夏休みに「地域に出よう」という家庭科の宿題が出されました。生徒諸君は知恵を絞って,ラジオ体操の指導や地域のお祭りの手伝い,清掃活動に参加したようです。「お世話になりました」「また来年もお願いします」という声もいただいています。ところが,中には保護者の方にお手伝いの口利きをしてもらっていた生徒もいるようです。「うまくいくかな?」というドキドキと「うまくやれた!」というワクワクがセットになって,自己有用感を高めていくものと考えます。チャレンジ体験や保育実習などの体験活動を通じて,学校生活でも自信と誇りを持たせたいと思います。ご家庭や地域におかれましても,声をかけていただいたり,役割を担わせていただいたりすることで,自分が大切な存在であることを,どうか実感させてやってください。