学校日記

〜下鴨中創立時OBの方からの贈り物〜

公開日
2020/05/11
更新日
2020/05/11

校長室から

 校長室前を先生方に美しく仕上げていただいた折,校長室前廊下の書棚から,8冊の著作集が出てまいりました。

 本校第2回卒業生であり,日本の実業家として大成功をおさめられた 高坂 節三様より実兄でおられます 国際政治学者の 高坂 正尭様の著作集を第19代 山川 陽一郎校長先生が寄贈されていたことがわかりました。


 ここ下鴨の地で,下鴨中学校に学ばれた 高坂 節三様のご連絡先が本の中にありましたので勇気を出してお電話してみました。

 母校のことを今でも大変愛しておられることがお電話口のお声から読み取れました。

 創立時の下鴨中学校は以前にもご紹介させていただきましたように,生徒達の自らの意志と強い母校愛で,協働し,共汗する学びを経験されています。


 著作集の中に,山川校長先生への下鴨中学校の発展を望んでおられるお気持ちとご自身が過去新聞に投稿されました記事が同封されていました。

 テーマは『自助努力の精神』

 —他に依存することなく,自分の力で困難を乗り越えること—

 本校の創立時の『不撓不屈』の精神をお持ちになって,国際社会への道にはばたかれていかれたのだと改めて納得と尊敬の念を抱かせていただきました。

 東京にお住まいの高坂様でございますが,公益財団法人 日本漢字能力検定協会の代表理事と会長をご兼任なさっており,「良く京都にも行くんですよ」とお優しい語りかけをして下さいました。

 下鴨中学校,洛北高校,京都大学と進まれ,現在も大活躍されているお姿は,下鴨中学校の誇りでもあります。

 お兄様の高坂 正尭様は,戦後の日本を鋭利に見つめた先見性のある政治学者でいらっしゃいました。現代社会と現実主義の観点から日本経済を研究されてきた方でもあります。

 校長室に第1巻から8巻までありますので,学校再開後,興味のある生徒諸君はぜひ手に取って読んで欲しいと思います。

 弟であられる節三様もきっと母校の後輩達にぜひ読んで欲しいと望まれて贈って下さったのだと思います。

 本校のさらなる発展を願っているとのお志を頂戴し,お電話をお切りしました。

 高坂様,誠にありがとうございました。