〜転禍為福(てんかいふく)〜新しい年に向けて
- 公開日
- 2018/12/21
- 更新日
- 2018/12/21
校長室から
今日で2学期が終わります。ここに至るまで,たくさんの行事や学習をこなしてきた皆さんの姿には豊かな成長が観られました。その姿は時に,私達教職員の心を動かし,その高い志に共に学ぶ時間を共有できました。
今年最後の終業式は,全校生徒のここ数週間の体調を慮って,放送による形態にしました。多くの全校表彰者の名前で溢れ,内外共に大活躍している下鴨中学校の生徒を心から讃えると共にこれからもまた,素晴らしい各分野での活躍を期待するところです。
私のお話は,この一年の総括からさせていただきました。人間がいかに無力であるかを考えさせられた今年の自然の猛威については,生きるために命を守るために,私達の知恵や行動そして協働していかなければならないと教えられたことをもう一度考えてみました。
良いニュースもたくさんありました。日本のスポーツ選手が大活躍した年でもありました。平昌オリンピック・パラリンピックでの各選手の豊かな人間性に,心を動かされたり勇気を与えられた人も多かったと思います。
そして,私達の学校生活の振り返りをしてみました。各学年をそれぞれ私の視点で総括し,エールを贈りました。どの学年にも共通して言えるのは,『前進あるのみ』という強い心です。認証式で話した『諦めない心』もその言葉に含まれます。決めたことはやりきる。迷いや不安を打ち消すかのように実行する。下鴨中学校の生徒はそれができると信じています。自分を信じることは自信に繋がるとも言いました。この学校の学びに無駄なものは一つもありません。
また,中国の古典「史記」から『転禍為福』のお話をしました。今年の漢字が「災」であったことをベースに,うまく物事を制する者は,禍(わざわい)を転じて福となし,失敗によってよく功をなすという意味を伝えたかったからです。人と人との争いはやがて国をも滅ぼします。共に学ぶ友人や先輩後輩達と一緒に,3年間しかない中学校生活を熱く,かっこよく学び多き時間を過ごしていきましょう。
人生は成功体験ばかりではありません。失敗やミスを繰り返して強くなり,工夫や知恵が生まれていくのです。短い冬休みではありますが,もう一度,今年一年を自分の中でしっかり振り返り,新たな年と共に目標の実現そして夢の実現に向けて歩んで下さい。
保護者の皆様,今年一年本校の教育活動に多大なご理解と温かいご協力を頂戴し,本当にありがとうございました。至らないことが多く,力が及ばないことを感じる一年でもございましたが,学校教育に対する強い信念と子どもへの深い思いを基盤に,全教職員で教育活動に取り組んでまいります。どうぞ引き続き,下鴨中学校と共に歩み続けていただきますよう宜しくお願い致します。
皆様にとりまして,2019年が素晴らしい希望の光に満ちた一年となりますように。
良いお年をお迎え下さいませ。
下鴨中学校
校長 西村 周