〜ある小春日和の日に〜
- 公開日
- 2018/11/12
- 更新日
- 2018/11/12
校長室から
11月に入ってから時間の流れをとても早く感じるのは私だけでしょうか。
先日,出張が終わって蓼倉橋のバス停から鴨川をのぞき込んだら,一羽のユリカモメがとても気忙しく飛んだり泳いだりしていました。その日は,とても暖かい気候で小春日和という季語にふさわしい一日でした。
遠く先人は,この季語を用いて俳句を嗜みました。
古家のゆがみを直す小春かな
与謝蕪村
田畑の収穫を終えた農家の人々は,ようやく一段落して11月のこの時期に自分の家の見直しや建て直しに入ります。晴れやかに新春を迎える為に,万全の態勢で一段落する時こそ備えを強化するのです。
下鴨中学校の大きな行事も全学年,しっかりと終えることができました。さすがだと思うこと,感じることがたくさんありました。また,残念に思ったことやもう一息やなと深く考える時があったことも事実です。
しかしながら,皆さんには学級,学年そして学校で何層にも束ねられた強力なパワーが備わりました。そのパワーは,いついかなる時にも発揮できる優れたものばかりです。
季節はまもなく,冬に入ります。寒い日々が続いても,そんな時こそ穏やかな余裕のある心で過ごせるように努めていきましょう。どの学年にとっても,今が最も大切な時です。もう一度,自分の幸せをつかむ為に今何をすべきか・・・心の建て直しを図ってみるあなたなりの小春日和を見つけて下さい。
ちなみに,小春日和は陰暦十月のこと,現十一月から十二月上旬の冬の季語となります。(春の季語と間違えないようにね)
さっき,とても明るい笑顔で挨拶をしてくれる3年生に階段で出会いました。心がとてもぽかぽかと温かくなります。みんなに多くの幸せが温かく訪れますように・・・
校長 西村 周