第59回 入学式 式辞
- 公開日
- 2015/05/04
- 更新日
- 2015/05/04
校長室より
平成27年度
第59回 京都市立七条中学校入学式
式 辞
山並みが、春の装いを一段と増してきたこの佳き日に、七条中学校第59回入学式を、ご来賓の皆様、保護者の皆様そして、在校生のみなさんの祝福を受けて、盛大に挙行できますことを皆様方と共に慶びたいと思います。
ご来賓の皆様には、本日の入学式にあたり、公私共にご多忙の中、新入生の祝福のためにご臨席を賜り、高いところからではございますが、厚くお礼申上ます。新入生の今後の成長を暖かく見守ってくださいますようお願い申しあげます。
今年度は、131名の新入生が入学いたしましたことを、ここに謹(つつし)んでご報告致します。
さて、新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。いよいよ中学生ですね。本校は、創立59周年を迎えます。その輝かしい歴史と、先輩たちが築いてこられた伝統を受継ぐ主役は、皆さんひとりひとりです。小学校で培ってきたことを基礎とし、その上に中学校で学び体験することを積み重ね、みんなで力を合わせて、新たな七条中学校を創っていきましょう。
今日、皆さん一人一人は、どのような思いで、この七条中学校の校門を潜(くぐ)ったことでしょうか。中学生になったという喜び。中学生になったのだからがんばろうという決意。中学校ってどんなところという不安。いろいろな「ワクワクとドキドキ」が心の中を駆け巡ったことと思います。皆さんのこれから三年間の中学校生活が、楽しく、充実したものになりますように、私から皆さんへの二つのことを提案したいと思います。
まず一つ目、「自分でできること」は全て自分でしてください。中学生になれば日常生活のほとんどは自分でできるはずです。朝は起こされないでも自分で起きてください。学校のしたくも自分でしてください。家族の一員として家事は今までより多く分担しましょう。健康的で快適な生活が送れる習慣を自分自身で考えて身につけてください。自分の力で出来ることがひとつひとつ増えることが、自分に対する自信となり、人間としての成長につながります。そして中学校を卒業するときに、自分の力で自らの進路を切り開いていくことができるようになると信じています。
二つ目、「まだ知らない自分」とたくさん出会ってください。中学生の頃は「まだ自分自身も他の人も気づいていない自分」をたくさん秘めています。皆さんはこれから毎日、中学校で、国語や音楽などの教科の学習に加え、道徳・総合的な学習の時間、さらには部活動などの場で、さまざまな「学び」を経験します。こうした多様で豊かな学びの中で、ドキドキしながら新しい体験をすることによって、皆さんは「知らなかった自分」つまり「自分の可能性」と出会うことができるでしょう。
自分が持っている能力や可能性を知らないうちから「自分はこんな性格だから」とか「自分はそれは苦手だから」と自分を決めつけてほしくありません。自分の可能性に自らが線を引くことをしないでほしいのです。中学校生活を通して、「知らなかった自分」に出会う楽しさや喜びを味わってほしいと思います。
皆さんは可能性のかたまりです。皆さんの前途は、皆さんが求めさえすればいくらでも広がっていくのです。「自分の可能性」を信じ、決してあきらめずに前進していく皆さんの姿を楽しみにしています。
ここで、保護者の皆様に、お子様のご入学のお祝いを申し上げます。本日より、三か年の間、皆様の大切なお子たちをお預かりします。中学生の時期は、「子どもから大人」へと著しく成長し、心の発達とからだの発達のアンバランスが生じ、指導が一番難しい時期だと言われています。また、めまぐるしい勢いで変化し続けている現在の社会状況も、子育てに難しい影響をもたらしています。教育は、学校・家庭・地域が一体になって初めてその効果をあげることができますが、 その連携が今後ますます必要になってまいります。ご家庭や地域の皆様のご理解とご支援・ご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
さて会場にご参列の皆様、先にも申し上げましたが、本校は昭和32年に地域の公立中学校として独立してから59周年を迎えます。これまでの数多くの卒業生の努力と、保護者や地域の皆様のご支援と、そして本校教職員とで、地域の学校としての伝統を築いて参りました。私どもは、今改めて本校の教育を振り返り、良き伝統や校風を固持しつつ、21世紀の日本を創る子どもたちの学びの場としてふさわしい、開かれた学校づくりに取り組んで参りたいと存じます。
本校に学ぶ誇りと自信を、新入生のみならず、すべての生徒と教職員が胸に刻み、教育活動の充実に向けて努力することをお約束し、ここに私の式辞といたします。
平成27年4月7日
京都市立七条中学校
校 長 田邊美野利