学校日記

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

公開日
2020/04/16
更新日
2020/04/16

校長室から

「石垣」
 「映ゆ緑 真澄の空よ 二条城 湛えし み濠の ゆかしさに
我が学園の いや栄え 二条 二条 我が二条」
 言わずと知れた二条中学校々歌の一番の歌詞です。
 今日の昼,昼食を買いがてら二条城の周りを歩きました。まさに今,二条城が校歌にある通りの様子を見せてくれており,とても美しいと感じました。
 私が二条城のお濠を見て,一番美しいと思うのが左上の角度から見た写真です。この場所がなぜ「かぎ状」になっているのか分かりませんが,きっと理由があるのだと思います。
 さて,石垣に目を移します。美しく積みあがられた石垣ですが,よく見ると,大きな石の間に細かな石が挟み込まれていることが分かります。そして,おそらく,この部分こそが築城当時のものだと思うのです。同じ大きさに美しくカットされた大きめの石だけが組まれた部分は,後に修復あるいは造られた部分だと思うのですがどうでしょうか。
 ところで,私は大きな石の間に小さな石が挟み込まれた石垣に「組織」を感じます。学校の組織もそうですし,会社や役所の組織もそうです。組織には大きな役割の人ばかりではありません。必ず大きな役割の人の間を埋める小さな役割の人が必要です。いえ,この小さな役割の石(人)がいなければ組織は傾いたり,場合によっては崩れたりしてしまうでしょう。小さな石は,自分の役割を意識しているかどうかは分かりません。また,整った形の大きな石の方は,小さな石の存在に気付いているかどうかも分かりません。でも,この小さな石は,石垣を持ちこたえさせるうえで,なくてはならない重要な役割を果たしているのです。
 私はこれまで,教師になりたてや教師を目指す若い人たちに対して「自転する歯車に成れ!」と言ってきました。次のような話を続けます。
 「組織には大きな歯車も小さな歯車もある。それが学校なら校長や教頭,各主任などは大きな歯車と言えるだろう。一方,先生になりたての人たちはギア数の少ない小さな歯車だ。各歯車がきっちりとかみ合っていれば,大きな歯車が頑張っていれば組織は動く。しかし,それでは大きな歯車はしんどくて仕方がない。小さな歯車も自分で動いてほしい。そして,『たとえ小さくても自分という歯車がなかったら,この組織は動かないんだ』という自覚と誇りを持ってほしい。すべての歯車が自分と仲間の役割を知り,自分で回りだした時,その組織は勢いよくどんどん前へ向けて動くんだ。」
 二条城の石垣を見て,そんなことを思い出しました。我が二条中学校の組織はどうでしょうか。生徒の皆さんが所属する学級という組織はどうでしょうか。PTAという組織はどうでしょう。大きな石も小さな石も,それぞれに役割があります。そして,その一つでも外れれば石垣は崩れてしまうのです。