学校日記

『“てっぺん”獲りに行こうや!』〜Catch the top !〜

公開日
2020/03/03
更新日
2020/03/03

校長室から

「こんな状況だからこそ」
 前代未聞の事態です。40年近く教師をしてきましたが,こんな形で学校が臨時休校になるのは初めての経験です。目には見えない新型コロナウイルスの脅威はすぐそこまで迫っていると認識しなければなりません。また何よりも,生徒の命と健康を第一に考えたとき,この措置は仕方がないものと考えます。
 とはいえ,3年生とその保護者,担当の教職員にしてみれば残念な思いは強いでしょう。卒業行事のUSJの中止にはじまり,公立高校中期選抜受検前の休校措置,3年生を送る会の中止と卒業証書授与式の大幅な縮小です。本当に大変な事態です。
 3年生を送る会は,もちろん3年生のために行うものですが,実は1・2年生が最後に学年としての結束を固めるために重要な意味のある生徒会行事です。そのため,この行事の中止は,1・2年生にとっては卒業証書授与式の縮小と変わらないほどの痛手です。3学期に入った頃から取り組んできた内容が無駄になるのではないかと懸念されました。教職員は『そうはさせじ』と限られた時間のなかで,感染拡大につながらない対策も含めて取組を考えてくれています。本来の「送る会」とは比べものにならないほどその規模は縮小されますが,3年生は1・2年生の心に感謝しつつ楽しみにしてほしいと思います。
 卒業証書授与式についてです。コロナウイルス感染拡大を防止するため,参列者の数を減らすことと,式にかかる時間を短縮することが重要です。この2つの観点から新たな提案をすることになりますが,3年生の皆さんは理解し受け入れてほしいと思います。卒業証書はクラスの代表生徒に渡すことにします。3年担当の教職員と3年生の保護者の皆様方からの強い要望を受けて一人ひとりに手渡すつもりでいましたが,全市的に例外は超小規模校のみと決められました。「式歌」をカットすることに関しても同様です。合唱にはどの学校も様々な思い入れをもっています。「式歌」は,卒業生が学校や仲間や教職員への気持ちを合唱に込めて表現する卒業証書授与式では極めて重要な場面です。しかし,これもすべての学校でも歌わないことになりました。
 今年の卒業証書授与式は,参列者が少なく時間も随分と短くなりますが,卒業生が仲間や保護者の方,教職員と気持ちをつなげる場面はいくつもあります。こういう状況であるからこそ,残されたプログラムの中で内容の濃い式にしていかなければならないと考えています。これまで何度も述べてきた通り,二条中学校では生徒を第一に考えて物事を計画し実行してきました。それは今後も同じです。
 3年生諸君,卒業証書授与式の感動は,その規模やかける時間に左右されるものではありません。そこに集う一人ひとりが気持ちを高くもち,二度とない今年度の式を皆の心に一生残るものに作り上げていくのです。このような状況であるからこそ,みんなの手で感動的な卒業証書授与式を創り上げようではありませんか。
※写真は昨年度の卒業証書授与式の様子です