『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜
- 公開日
- 2020/02/18
- 更新日
- 2020/02/18
校長室から
「春を夢見て」
「さざんか・さざんか、咲いた道、たき火だ・たき火だ、落ち葉たき」
冬に咲く花として有名な山茶花。我が家のそれもそろそろ“終わり”に近づいてきました。毎朝、落ちた花びらの掃除が大変です。6時前からチリトリが一杯になるほどの量を拾い集めます。そうそう、よく似た花に「つばき」がありますが、こちらは花が丸ごと落ちるので、その様子から斬首がイメージされて武士から嫌われ、家には専ら山茶花が植えられたと小さな頃、父から聞きました。
花の世話も大変です。夏場にはアブラムシがついて放っておけば冬の美しさは望めません。毎夏、霧吹きタイプの防虫剤を撒いて退治します。そんな風にしてきたからこそ、美しく咲いた山茶花を愛おしく感じ、毎日の花びら集めの作業も苦ではないのだろうと思います。とはいえ、こんなことができるようになったのは50歳を過ぎてからです。それまで、これらは主に父の仕事で、アブラムシのことも落ちた花びらを拾うことにも何の関心もありませんでした。また来年の冬に、勢いよく咲いてほしいと願っています。
さて、「今年の冬は暖かい」そう何度も聞きます。今朝、それが今年だけでないこと、徐々に冬が暖かくなっていることに改めて気づくことがありました。
5年前まで通っていた中学校にもバイクで通勤していました。当時は、毎晩ヘルメットを家の中まで持ち帰り、朝からリビングルームの床暖房の上において温めていました。そうしないとヘルメットをかぶった途端、中が曇って前が見えなくなるからです。今朝、もう何年も経験していなかったその状況を体験しました。今朝は生徒の登校時間帯に、久しぶりに激しく雪が降りもしました。少々驚きましたが、ワクワクした気持ちになったことも事実です。生徒たちも、気分が上がったのでしょう、多くの子たちが傘も差さず、まるで激しく降る雪を楽しむかのように登校してきました。
今年、雪不足で困っているのはスキー場だけではありません。雪解け水が不足して農業に支障をきたす地域もあるようです。昔から自然を相手に工夫をして生活してきた我が国では、はやり冬は寒くないといけないのです。
カナリーヤシの下からチューリップの芽が出たのを見つけました。2週間ほど前、用務員さんが丁寧に植えておられるのを観ました。厳しい冬の時期に美しく咲く山茶花が終わりを告げようとする頃、チューリップが芽を出し、薄く積もった雪が解けて校門横のあんずの花が咲き始めていることにも気づきました。皮肉にも、久しぶりの雪の日に春が近いことを感じました。
毎年、自然も学校行事も同じような時期に同じようなことをしていますが、生徒は違っています。受験(検)する高校も違えば進む道も決して同じではありません。3年生には、もうしばらく厳しい時期が続きますが、その後には必ず暖かな春が待っています。
どうぞ、もうしばらく頑張ってほしいものです。