学校日記

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

公開日
2020/01/11
更新日
2020/01/11

校長室から

「小・中学校の繋がり」
 3学期が始まって約1週間が経ちました。冬休みでなまった頭と体を学校生活に慣れさせるのには丁度よい4日間だったと思います。12日の冬休みの間、大きな事故やけが、大病の知らせを受けることはありませんでした。まずはそのことを嬉しく思います。子どもたちの表情には休み前と何ら変わらない美しさを感じます。一人ひとりのこの笑顔を持続させることが私たち教職員の務めであると改めて強く感じているところです。
 さて、昨日は午後からオープン・スクールがありました。小学6年生を招いて、中学校の授業体験や部活動の見学をしてもらいます。去年までは部活動の体験もさせていましたが、日程の関係で今年は見学だけになりました。
 小学生を迎えるにあたって、生徒会の役員たちは気合を入れて準備をしてきました。よい印象を持ってもらうことで、中学校生活への夢を膨らませてほしいと願うからです。案外、自分たちもそんな風に入学してきたのでしょうね。
 この取組は20年ほど前から、小学生を安心させようと始められました。当時はまだ多くの中学校で生徒が落ち着かない状態にありました。あまり使いたくない言葉ですが、"荒れ"の状態が残っていた学校も少なくなかったのです。『中学校は怖いところ』というイメージが小学生だけでなく保護者や地域の中にもあったと思います。『勉強を頑張って私立中学校へ進学したい』と思っていた小学生が居たりもしました。中学校側として改善しなければならない部分は多くありました。生徒指導の在り方を見つめ直し、授業改善を図り、生徒会活動や部活動の活性化を図ってきました。「生徒に寄り添う」「生徒の内面に入り込む」「背景まで含めて生徒を深く理解する」そんな生徒指導が進められました。小学校の授業を見習ってグループ活動や発表の場面を増やし、講義形式の授業からの脱却を図ってきました。今、当たり前に多くの中学校で取り組まれている活動は、この頃から一気に進められました。「中1ギャップ」という不名誉な言葉もありました。中学生になった途端、学校生活に不適応を起こす子どもが少なからず居たからです。そこで、小中連携教育、小中一貫教育、義務教育学校の考え方が一気に広がりもしました。小学校への出前授業や小学生の中学校体験学習はこうして始まったと記憶しています。
 振り返ってみると、約20年の間に中学校教育は大きく変化したものだと思います。現在では、中学校教育の大きな特徴である部活動と教科担任制が小学校教育に導入されてもいます。それぞれの"よさ"を残しながらも共有できる部分は大胆に共有して、今後も一層進めていくべきだと思います。子どもたちの為に、もはや小学校だ中学校だと区分している場合ではないのかもしれません。「教育」、或いは「義務教育」という括りで取り組むべきだと改めて感じているところです。