学校日記

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

公開日
2019/10/17
更新日
2019/10/17

校長室から

「熱きこころ」
 台風19号が甚大な被害をもたらしました。まだ全容は明らかなっていませんが、被害状況は更に拡大するかと思います。被災された地域の皆様方に心からお見舞い申し上げます。毎朝、新聞を見るにつけ、増え続ける死者数の多さに改めて水の力の怖さ、自然の力の大きさを感じています。先日、職員室で話していたのですが、理科の先生は、今回の台風が近畿、特に京都を直撃していたら、鴨川や保津川(桂川)、宇治川が氾濫して関東や東北地方と同じような状況になっていただろうと言っていました。改めて、この大災害を“他人事”と受け止めないよう心しなければなりません。また、被災地の一日も早い復興のために出来ることを模索しなければなりません。
 同じころ、気持ちを奮い立たせられる出来事がありました。ラグビーワールドカップのスコットランド戦です。試合時間帯が日曜日のゴールデンタイムということもあって、多くの人がこの試合を観戦し心躍らせたことだと思います。
 私は高校生の頃から当時の先生の影響でこのスポーツが好きでした。特に高校ラグビーと大学ラグビーの試合に興奮を覚える少年青年時代を過ごしました。そんな時、京都市立伏見工業高校の全国制覇が起りました。後にTVドラマや映画にもなるサクセスストーリーです。平尾誠二選手を中心としたメンバーが大活躍し、その後も同志社大学、神戸製鋼と進んで全国制覇を続けましたが、この頃には空前のラグビーブームが起こりました。あれから約30年。伏工の優勝からは何と40年後にまたこのような大フィーバーが起こるなんて本当に驚きです。強い思いを持っておられた平尾さんは亡くなりましたが、関係の皆様方の不断の努力が実を結んだ結果となりました。
 今、我が国には“にわかラグビーファン”が溢れています。決して悪いことではありません。そういう人達を生み出す魅力がラグビーにあるという証拠だからです。
 さて、改めてラグビーの魅力について考えてみました。大男たちのぶつかり合い、ランやパスのスピード、倒れても倒されてもつなげるパス、戦術や技術の高さなど色々とありますが、特にその考え方や精神に魅力を感じる人が多いのだと思います。
 “One for all , All for one”の考え方、“No side”の精神 は有名ですが、試合前のロッカールームでのミーティングや、一部のチームが試合前に行うパフォーマンスなどにも魂を揺さぶられます。特に、大男たちが険しい表情でぶつかり合っていたかと思うと、次の瞬間には周りを憚らずに涙することもこの競技に惹かれる理由ではないかと思います。また、大活躍の福岡堅樹選手ですが、彼の両親は医者、祖父も医者だということで、本人も東京五輪の後に引退して医師を目指すそうです。そんなことにも“熱いこころ”を感じます。多くの人の心の中にある“熱きこころ”。ワールドカップラグビーは、それを呼び覚ましました。燃えろニッポン! 熱くなれニンゲン!