『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜
- 公開日
- 2019/09/27
- 更新日
- 2019/09/27
校長室から
「叱ること」
「文化祭」が終わりました。どの学年もどのクラスも、そしてどの子も今できる最高のパフォーマンスを見せてくれました。生徒は本当によく頑張りました。また、力を出しきらせた教職員もよく頑張ってくれました。双方の力がなければ上手くはいきません。更に、保護者や地域の皆様方の暖かい見守りと激励のお気持ちも生徒と教職員とを支えました。2日間の「文化祭」を通じて生徒が成長できた背景には、教職員と保護者や地域の皆様方の力がありました。改めてお礼を申し上げます。「ありがとうございました。」
さて、今回は特に、現在の二条中の主人公である3年生に焦点を当てて書きます。
2年前の音楽発表の日の朝、最後の練習の時にこの子たちは当時居た生徒指導部長の先生に厳しく叱られました。この時期ですから私は校長室の窓を開け放して仕事をしていました。体育館から聞こえてくる声に思わず手を止めたくらいの声でした。
「ホンマにヤル気あるんか!!?」 「そんなんでええんか!!?」
叱られている生徒たちの表情が目に浮かびます。『これではアカン!』と思う子がほとんどだと思いますが、中には「なんで、そこまで言われなアカンねん!」とひねくれた生徒も居たことでしょう。でも、本番は見事に立派な歌声を聞かせてくれました。
その後も行事のたびに色々な先生にその態度や行動を叱られてきました。叱られるのはほんの数人の生徒です。しかし、その数人が学年全体の雰囲気を壊すので叱らなければならなくなります。2年の頃には行事のない場面でもそんなことが増えていきました。学年を担当する教職員にしてみれば、まさしく褒めたり叱ったり、時には生徒と共に涙したりしながらやってきた、3年はそんな学年です。
そんな彼らが、今回は見事にやってくれました。自分たちの力で「文化祭」を創り、盛り上げ、成功させて、下級生に二条中の伝統のバトンを渡したのです。
私でさえそのことが嬉しく、閉会の挨拶の中でも触れました。彼らの学年に所属する教職員にとっては、私の何倍も嬉しいことであったに違いありません。
「伝えたいのは親とか先生たちで、今までしょーもないことで迷惑かけてきて、まだ信用してもらえんかもしれんけど、僕は生まれ変わっているし、信用を取り戻せるように頑張るし、観ててください。そして信用してください。」
先日行った道徳の時間の際にある生徒が発表した内容です。ワークシートから拾いました。彼はこれまで何度も厳しく叱られてきた生徒の一人です。その時は指導が届いているのか不安もありましたが、ちゃんと受け止めていてくれたのです。
二条中学校では、その指導において「褒めること」と同様に「叱ること」を大事にしています。もちろん、その場面やタイミング、生徒の様子を観ながら行うのですが、文化祭での3年生の様子から、この指導が間違っていないことを実感しています。