学校日記

学校だより「轍」1月号より

公開日
2021/01/14
更新日
2021/01/14

校長室より

 新年,あけましておめでとうございます。
 昨年はコロナに始まりコロナに影響され続けた1年でした。まだまだ完全な収束には時間がかかりそうですが,そんな中,明るい話題もありました。

 科学の進歩には目を見張るものがありますが,昨年末には天文学で誇らしい話題が届きました。日本宇宙航空研究開発機構 (JAXA) で開発された小惑星探査機「はやぶさ2」が,太陽を周回する小惑星「リュウグウ」に2019年に着陸し,小惑星の岩石を採取しました。そして一路地球に向かって飛び続け,昨年の12月,世界で初めてついにそのサンプルを地球へと持ち帰ることに成功したのです。
 私たちはどこから来てどこに行くのか。生命の起源は?私たちの体を作る有機物はどのようにして作られたのか。実は小惑星や宇宙には,有機物を含んだ物質が存在している事が分かっています。その物質や水を調べることで私たちの起源が解明されるかも知れません。私たちは,もしかしたら宇宙に漂っていた有機物が地球に降り注いで出来たのかも知れない。だとすると私たち自身が「宇宙人」と言えるかも知れません。またその宇宙に漂っていた有機物はどのようにして作られたのか。もしかしたらもっと遙か昔に栄えた文明・生命が存在していて,その星が一生を終えて爆発した残骸だとしたら…。そう考えると空想は無限に拡がっていきますね。
 2019年には史上初のブラックホールの可視画像撮影が全世界の共同研究で成功し,大きな話題となりました。今年のノーベル物理学賞はその功績が評価されました。その技術は何と,地球からお月さんに落ちているミカンを撮影するのと同じ技術が必要なのだそうです。

 今年2021年はどのような年になるか楽しみです。延期になっていたオリンピックも現時点では開催が予定されています。新しい科学の進歩や発見もあるかも知れません。もちろんコロナに対しても大きな動きがあるに違いありません。明けない夜は無いし,出口の無いトンネルはありません。黒死病や,天然痘,肝炎ウィルスやHIVなど数々の病原菌やウィルスを克服してきた人類の,コロナウィルスへの挑戦とたたかいは間違いなく前進しています。今年1番の明るいニュースが届くことを心から期待しています。
 「はやぶさ2」は次の目的地に向かって次のミッション目指して飛び続けています。THE NEXT ONE!! さぁ!次です!