学校日記

校長の窓 「参観・懇談会ありがとうございました」

公開日
2023/09/22
更新日
2023/09/22

校長の窓

 20日(水)21日(木)に今学期最初の参観・懇談会を行いました。学校としては、『人権』を今回の参観のテーマとして、各学年は「いじめ」、「親切」、「友だち」などを題材とした授業を行いました。

 残念ながら、社会には様々な差別や偏見がありますし、国外に目を向けると戦争をしている国さえあります。身近なところに目を向けると、仲のよかったはずの友だちに嫌なことを言われて傷ついたとか、仲間はずれにされたとか、陰口をたたかれたとか、なんとなく無視をされているような気がするとか・・・、程度の差はあれ、相手の振る舞いに傷ついてつらい思いをした経験はそれぞれにあるのではないでしょうか。
 
 いや、傷ついたことばかりではなく、逆に相手を傷つけてしまった経験だってありませんか。それこそ、自分では気づいていないだけで、全くそんなつもりはなかったのに知らず知らずのうちに人を傷つけてしまったことがあるかもしれません。

 人間は不完全な生き物です。一人一人価値観も違います。歩んできた人生も違うでしょうし、これからもそうでしょう。そんな不完全で他者とは違う人間と人間とが、日々関わり合うのです。
 
 ですから、人間関係の難しさに悩んだり、自分は相手にどう思われているのか心配でたまらなくなったり、逆に仲間の存在に助けられてホッとしたり、一緒になって大笑いしたりして、感情があっちにもこっちにも揺れ動くのはむしろ自然なことだと思います。

 でも、やっぱりつらい思いをするのは嫌だから、それなら誰とも関わらずに一人で生きていけばいい・・・なんてことはもちろんできないですよね。人は一人では生きていけませんし、今ある便利で発達した社会も、安心安全な社会も大勢の人が関わり合って、支え合って成り立っているのですから。

 そう考えると、人とよりよい関係をつくる力がやっぱりとても大切だと思うのです。そのためには、相手の気持ちを推し量る力が必要です。自分の思いをうまく相手に伝える力が必要です。何よりも人を大切に思える心が大切です。そうした力や心を育むために、学校が担う役割や責任はとても大きいものがあります。たった1時間ではありましたが、今回、ご覧いただいた授業もその一端です。

 子どもたちもいつかは大人になって必ず社会に出ていきます。人とのよりよい人間関係があることによって、日常がパッと明るくなったり、つらいことを乗り越える時の原動力になったりもするでしょう。人とよりよい関係をつくる力、自分も人も大切にしたいと思える心、それらを育むための取組を今後も地道に重ねてまいります。