学校日記

夏休みに入る日に

公開日
2010/07/17
更新日
2010/07/17

校長室から

 7月16日,本校では,夏休みに入る前の終業の朝会をもちました。
そこで話したことの概要を記しておきます。
 4月からのこれまでを振り返りましょう。くらしを振り返る時に大切なことは,目標(めあて)は何だったかをはっきりさせておくことです。『めざす子ども像』は「し」「も」「と」「ば」から始まります。

「も」…目標をもってがんばる子
 サッカーワールドカップの日本代表,本田 圭佑選手は,小学校の卒業文集に「ワールドカップに出場できるサッカー選手になる。」ことを書いています。みなさんと同じ小学生の頃から目標をもっていて,それを見事に実現した訳です。本田選手はインタビューなどでさかんに「準備」という言葉を使います。「次の試合に向けて最高の準備をしたい。」「僕は準備をすることが最も大切なことだと思う。」「しっかり反省して準備をしたい。」などと語っているのです。しっかり準備をすることで,人は初めて頑張れる。準備が十分できていなかったのに、精一杯やったとは言えない。そんなメッセージを感じるのです。みんなはどうだったでしょう。みんなにとって「準備」とは何なのでしょうか。

「と」…友だちを大切にする子
 パラグアイとの試合は,最後まで0対0のまま,PK戦に突入します。それを外してしまった駒野 友一選手をチームメートは決して責めません。世界で争う大舞台での試合です。敗北が何より悔しいのは選手たち自身でしょう。しかし,その失敗を責めたりはしないのです。もちろん勝敗を決したのは駒野選手のプレーだけではないとの思いもあったでしょう。何より共に闘った仲間としての意識があってこその姿であったと思います。それにしても,選手たちの態度は立派でした。多くの人々が感動したことでしょう。
 京都市出身の松井 大輔選手が駒野選手の肩を抱いて,一緒に涙を流していました。松井選手のお父さんが「息子が素晴らしいプレーで活躍してくれたことも嬉しいが,仲間への思いやりを見せてくれたことがもっと嬉しい。」と語っておられたとの報道があります。松井選手は駒野選手と小学生の頃から,サッカーを通した友だちであったと言います。勝った喜びも,負けた悔しさも共に分かち合う友だちだったのです。
 みなさんはどうでしょう。こんな選手たちの生き方から何が学べるのでしょうか。人の生き方から学び,私たち自身の生き方を問い直すようにしたいものです。

 いよいよ夏休みです。この夏も,みなさんにとっては「準備」の時になるかもしれません。そして,休みの間もまた,「友だち」との温もりのあるかかわりを大切にしたいものです。皆さんの元気な笑顔が8月23日に再びそろうことを楽しみにしています。