夏休み,よい本との出会いを!
- 公開日
- 2010/07/29
- 更新日
- 2010/07/29
校長室から
子どもたちが楽しみにしていた夏休みがやってきました。7月20日朝会で次のような話をしました。「明日からいよいよ夏休みです。日頃やりたいと思っていても,なかなかできないことがあると思いますが,それに挑戦できる絶好の機会です。何でもいいです。自分でやろうと決意してやり続けることが大切なのです。」
先月開催された家庭教育学級で,絵本の読み聞かせを大石先生にしていただいたことはお知らせしました。私もあの日以来,改めて絵本のすばらしさを再発見し,絵本を読む機会が増えました。毎年,多くの本が出版され,また消えていく中で,なぜ絵本は長く読み継がれるのでしょうか。それは,絵本の中に,人が生きる上での真理が散りばめられているからです。「一冊の絵本ができるまで,10年かかった。」というのも稀ではありません。
昨年の7月29日,「みやこめっせ」で開催された「子どもを共に育む未来づくり教育フォーラムin京都」において,評論家・柳田邦男氏が話されたことを改めて思い出します。「絵本は魂の言葉でありコミュニケーションです。小説でも詩歌でもそうですが,内容は年をとると共に味わい深くなります。絵本の可能性は広く深いものがあります。」「人が人生で出会う様々な危機や波瀾に対処する心の柔らかさを獲得したり,他者の悲しみや痛みに対する理解と思いやりの心を持つようになったり,美しいものに感動する感性を持つようになったりするように,心が育まれる上で欠かせないのは,少年少女期に様々な物語に接することです。」
夏休みの大半,子どもたちは家庭・地域で過ごします。「家族」「地域の皆様」「美しい自然」等々,様々な「人」「もの」「こと」に出会いますが,ぜひ「よい本」と出会い,身も心も成長して,8月25日には,子どもたち全員が元気な姿をみせてくれることを心より願っています。