学校日記

見えないものを育てる

公開日
2009/10/06
更新日
2009/10/06

校長室から

本校のシンボルである柿の実が,日毎に膨らんできました。「柿が赤くなれば医者が青くなる」という諺があります。「柿が実る頃は気候がよく,病人が減って医者が困る」という意味だそうですが,「柿は栄養価が高く健康によい食べ物なので病気になりにくい」という説もあります。古代中国では柿の色の「黄色は黄金・赤はおめでた」に通じる縁起物,そして「時事如意(様々なことが思い通りになる)」の象徴として珍重されてきました。今年は柿の収穫年で,子どもたちは今から収穫を楽しみにしています。
 さて,9月26日(土)に開催しました「第30回柿の実運動会」には多くの皆様にご来校いただき,子どもたちにあたたかいご声援を賜りました。子どもたちは「君の力と仲間の絆,最後はみんなの笑顔色」をスローガンに掲げ,演技・競技・応援にと一生懸命取り組みました。運動会を終えた子どもたちは「暑い日の練習はつらかったけれど,みんなが協力して成功した」「徒競争は遅かったけど最後まで走った」と口々に感想を述べていました。「仲間と協力すること」「自分の力を精一杯出し切ること」等の大切さを学びました。参観していただいた地域の皆様からも「いずれの演技・競技も見事に統一され感動の連続でした」等々,子どもたちのがんばりにあたたかい賞讃の声をいただきました。保護者・PTA・地域・ご来賓等全ての皆様に心より感謝申し上げます。
      星とたんぽぽ  
 青いお空の底深く 海の小石のそのように
 夜がくるまでしずんでる 昼のお星は眼に見えぬ
 見えぬけれどもあるんだよ 見えぬものでもあるんだよ
                  <金子みすず>                
算数や国語の学習は,自分が頑張ったことはテストの点数などでわかります。でも運動会のような学校行事の成果は,見える形で表われにくいものです。しかし「協力」「挑戦」「忍耐」等の大切な「心の学び」があるのです。このような行事を通して,「人としての大切な価値」をさらに高めていきたいと考えています。
10月9日で前期が終了,そして10月13日から後期が始まります。1年間の折り返し地点を迎え改めて気を引き締め直し,子どもたちの「生きる力」向上に向け全力をあげて参ります。
  
   少し変わった観葉植物「セイロンベンケイソウ」
 この植物は,種が実らなくても葉の切れ込みから子吹きして子孫を残す能力を持っています。灯篭草が正式な日本名で,また特性から「はからめ(葉から芽)」という名で呼ばれることもあるようです。わが国では,小笠原諸島に自生しているそうです。本館に展示していますので,ご来校の折,ご鑑賞下さい。