校長室より5
- 公開日
- 2009/09/03
- 更新日
- 2009/09/03
校長室から
校長室より 校長 吉川栄一
『夏』というにはやや遅く,『秋』というにはあまりに早いこの時期です。暑い日差しの中になんとなく秋の風が入ってきます。玄関に古い虞美人草の種を蒔いたら弱々しくも一輪の朱色の花を咲かせてくれました。夕方に水をやりながら眺めていると同じ色の夕焼けを見つけました。夏の終わり,虞美人草の朱色は,秋への入り口の色と同じなのでしょうか。
学習が再開された初日,二年生が,「先生いますか?」と職員室に入ってきました。「先生は,いっぱいいるよ」と少し意地悪に問い返すと,「○○先生」と自分たちの担任の先生を呼びます。子どもたちにとっての先生は,担任の先生が一番なんですね。六年生は,ちょっぴり『お兄さん・お姉さん』になって帰ってきました。言葉使いが,敬語をまじえて大人っぽく感じます。小学校生活もあと半年あまりです。今後,秋から冬にかけて少しずつ「残り僅かな小学生」への意識が芽生えてきます。卒業には現実味はないけれど,小学生でいられるのは,僅かである実感を持つのでしょうか。そうかと思えば,つまらないことで説教されている六年生もいますが。
9月の末には,4・5年生合同の「みさきの家」野外学習に出かけます。大自然の中で,教室では味わえないものをいっぱい体で感じてきたいと思っています。雨さえ降らなければ,季節は最適です。グループ活動や責任を果たす係活動を通して,もう一つ大きな心になって帰って来れたらと願っています。
校長室の前に,「夢を持っていますか?」の問いかけを掲示しました。夏休みの間に子どもたちは,いろいろなものを見てきたと思います。家の人の働く姿や願いを覗いたかもしれません。親の喜ぶ姿や困りの内容を知ったかもしれません。周りの大人を見たり,映像からの成功者を知ったり,偉人が成し遂げた業績を調べたりと,子どもたちの世界を広げるものは,周りに果てることはありません。それらに触れて,自分の夢を持ち始めてほしいものです。そんな夏休みになった子は,いるかしら?
大人が,ちっぽけな夢と感じることでも,「素敵やねー」と,伝えてあげましょう。