校長室より2
- 公開日
- 2009/07/10
- 更新日
- 2009/07/10
校長室から
校長室より 松陽小学校校長 吉川栄一
今,校庭の梅や桜の木の若葉も枝いっぱいに広がり,日増しに緑の色を増してきています。かつて私が二十歳前後の好(?)青年の頃,勢いで生きていた時のように勝手気ままな様相で枝を伸ばし,成り行き任せでつかみ取ったそれぞれの緑色を自慢げに広げているようにも見えます。緑の色も実に様々です。5月はじめの淡(あわ)い感触とちがい,ややしっかりした緑というのか,濃く迫る緑というのか。6月は,若菜の色です。自己主張をしているように思えてなりません。(今の私には,とてもかないそうにない色です。)
今月は,運動会に始まります。運動場では,毎時間学年が入れ替わり立ち替わり,それぞれの練習を始めます。こうしてパソコンに向かっていると,窓の外では「ドンドンドン・ワァー」「タンタンタン・ワァー」「ソレソレソーレ」と,大騒ぎです。つい腰をあげて,外を覗きます。先日なんかは,4年生のダンスのあまりのかわいらしさに,運動場まで飛び出て見入ってしまいました。恒例の5・6年生の騎馬戦や組体操も着々と練習を重ねています。「雨が,降らなければ,いいのになー」と本気の本気で願っています。
5月の朝会で「カーネル・サンダース」さん(ケンタッキー・フライド・チキンをつくった人)の話をしました。父の死,貧困な生活,仕事の度重なる失敗を経て,60歳でようやく編み出した料理方法が,世界の人々の大好物となりました。そして,多くの国に店舗を出せるくらいの大成功をおさめた人のお話でした。
松陽の子どもたちには「失敗は,恥ずかしいこと」「自分が,できないことやわからないことは,人に知られたくない」と強い思いを持っているという傾向があります。確かに何でも知っていたほうがよいのでしょうが,大人でもそうはいきません。子どもは,「できそうにないから,もうやらない」「失敗したら,かなん」となることが多いのです。成功や失敗の結果だけで評価されている子ほど,その傾向が見られます。「できないので,できるための努力をする」という思いにつながりません。努力することに,価値を感じていません。したがって,達成感もあまり体験していないのでしょう。自分のお気に入りの内容を大人に与えられ,少しの満足を感じるのです。うまくいかなければ,与えた大人の責任です。
教室でも,よくある光景です。「先生!つぎ,どうすんの?」担任が「こうすれば?」と助言をし,それがうまくいかなかった時など「なんや」と不満がおこり,人のせいにします。かといって,自分で工夫し努力することも少ないのです。すべての子どもが,そうではありません。そんな傾向が,あると感じています。「カーネルおじさんの話は,努力することの価値を知ってほしかったのです。「人から見て,何でもないことでも,自分の課題に挑戦する努力こそが,とても素晴らしいことだ」と感じてほしかったのです。校長室の前にカーネルおじさんの顔の絵と「努力に 遅いことは ありません」と掲示しています。(1・2年生には,すこし難解でした。後日,1年生が近寄ってきて,「フライド・チキン食べたことあるぅー」と自慢げに話してくれました。それだけでした。)
6月の後半は,プール指導が始まります。もうすぐ,夏ですね。新型のインフルエンザもややピークが過ぎた感がありますが,気を緩めず手洗い・うがいなどの予防に努めましょう。今月も,元気に,病気・怪我に気をつけて過ごしましょう。
お知らせとお礼
1 今年度,松陽見守り隊の方々により,子どもたちの下校の安全を見守ってくださって います。正門前や北門の北横断歩道に立ってくださっています。下校時の2時40分く らいから4時くらいまで,それぞれにできる限りの時間を割いて活動されています。心 から感謝申し上げます。松陽自治連合会の土屋会長様,松陽防犯推進協議会の樋野本支 部長様他関係の方々の応援を頂き,米谷見守り隊長が中心となって,月曜から金曜の隊 員の方々の割り振りをしていただき実施されています。中でも御陵自治会は,会あげて のご協力で多くの方に参加していただいています。ありがとうございます。
また,自治連合会から,見守り隊の黄帽子,腕章,旗等の安全グッズを購入していただ きます。重ねてお礼申し上げます。
2 北校舎の1階から3階までのトイレが全面改修が決定されました。念願の希望が実現 されます。工事は夏休みに始まりますが,夏休み中に終わらず9月にずれ込む予定で す。工事中の安全には,十分注意を払います。秋には,快適トイレが使用できます。嬉 しいことです。