学校日記

新聞記事から2「パンダのふんからイグ・ノーベル賞」

公開日
2009/10/10
更新日
2009/10/10

校長室から

 10月2日(金)の京都新聞夕刊に「パンダのふんでごみ減量」という記事が載っていました。内容は、ユーモアあふれた科学研究などに送られる「イグ・ノーベル賞」の生物学賞に、北里大学の田口文章名誉教授(72)の「パンダのふんから分離した菌で生ゴミの90%以上の減量に成功した研究」が選らばれたというものです。
 詳しく言うと、田口名誉教授は、ササを大量に消化するパンダの腸に、ササを分解する特別な菌がいると考え、ふんに着目し、上野動物園と協力して研究を進めました。その結果、分解能力の高い菌を発見したのだそうです。さらにすごいのは、その菌を家庭用ごみの分解に試したところ、ごみの95パーセント以上を水と二酸化炭素に分解することに成功し、実用化に向けて研究を継続しているというのです。
 私はこの記事を読んで、さっそく担任の先生方に、記事の紹介とともに次に3つのことを子どもたちに話してほしいとお願いしました。
(1)身の回りで起こっている様々な事象について、「なぜだろう」「どうしてだろう」と不思議に思うことの大切さ
(2)疑問に思ったことから、考えを予想して、根気よく追及することのすばらしさ
(3)みんなのために、地球のために役立つことを考えることのすばらしさ
72歳にして、今なお研究に向かわれる田口先生のエネルギーに敬服するとともに、このような姿勢をぜひ子どもたちにも身につけてほしいと思いました。