学校日記

奇跡のリンゴと教育 1

公開日
2015/12/07
更新日
2015/12/07

校長室から

無農薬・無肥料の栽培を自然栽培といいますが,絶対無理だと言われていたリンゴの自然栽培を11年間かけてやり遂げた木村秋則さんのお話です。
 農作物の栽培には栄養となる肥料が必要だし,害虫を防ぐために農薬が必要なのです。特にリンゴの場合はそうです。無農薬・無肥料で買ってくれるおいしいリンゴを作るというのはあまりにも無茶な話です。それを成し遂げたのだからそのリンゴを「奇跡のリンゴ」と人は言います。
 しかし,やり遂げるまでの11年間は絶望の連続,失敗の連続,まわりからの嘲笑と非難,そして収入がない生活苦の毎日だったそうです。やるべきこと,考えられることは全てやったけれども方法がなくなり,絶望の淵まで行ったときに山に育つ一本のドングリの木に気付きます。そのドングリの木が,肥料もないのに生き生きとして,農薬もかけていないのに害虫に食われていない不思議,地面の土のにおい,柔らかさ,周辺に生えている雑草と土との関係を見て,木村さんは自然栽培とは何かに気がついたのでした。