失敗しても前を向こう 7月28日
- 公開日
- 2015/07/28
- 更新日
- 2015/07/28
校長室から
中学生の頃,「七転び八起き」の言葉を教わったとき,自分で回数を数えてみました。1回転んだら,1回起き,2回転んだら2回起き,3回転んだら3回起き,と数えて7回目まで来たときに,おかしいことに気がつきました。8回目の転びがないからです。7回転んで7回起きあがったらそれで元に戻るので,8回目の起きるのが余ってしまいます。それを不思議に思ったことがありました。
子どもたちは失敗することを嫌います。失敗した途端にやる気を失ったり物に当たったりしてしまうのをときどき見かけます。子どもが失敗を嫌うのは,どこの国の子どもたちも同じだと思います。それは自己肯定したい思いに反し,自己否定感と結びつけるのでしょう。
しかし失敗してもその失敗を乗り越えなければ目標にたどり着けません。失敗を乗り越えたら,その経験から人は前よりもやさしくなり,前よりも強くなり,前よりも思慮深くなっていきます。
失敗は貴重な経験です。
とくに子ども時代は失敗をうまく経験させてその子の力を引き出すきっかけにしたいと思います。失敗をどのように受け止めさせるかは,とても重要です。教育の場では,失敗を貴重な経験とするには,そのあとに目標達成という追体験を持たせます。失敗そのものが貴重な経験なのではなく,失敗を教訓としてそれを乗り越え,達成感を味わい,本当の自分自身の力を見つめ,自己教育力を高める機会となるからです。