学校日記

洛友中学校訪問 8月1日

公開日
2014/08/04
更新日
2014/08/04

校長室から

 8月1日の午前中は総合教育センターにて国語教育指導者講座を受け,午後からは,四条大宮を下がったところにある洛友中学校を訪問し,岡田校長先生から洛友中学校の取組を聴き,人権教育について研修を行いました。
 洛友中学校は,全国で31校あるうちの,公立校では1校と聞いている昼間・夜間中学校です。どうしても学校の集団学習に入れず学校に行けなくなった生徒たちや,戦前戦後の時代や社会の中で,どうしても中学校の教育を受けられなかった人たちがそれぞれ,昼間と夜間に分かれて学んでいます。
 ここでは,「学ぶとは何か」「どうして学ばなければならないか」という教育の根本理念を学校長中心に共有し取り組んでいました。
 夜間中学校は,差別や差別によるさまざまな苦労を重ね,文字が読めず書けなかった生徒さんに,鉛筆の握り方から教え,鉛筆を握ったら今度は鉛筆で○を書き,それになれたら「ひらがな」を教えます。これまで自分から文字を書くという機会から遠ざかっていた人が,初めて自分で自分の名前を書き,待合室で待っていると,「○○さん」と自分の名前を聞き呼ばれたとき,自分の世界が広がると同時に人とのつながりを強く感じたと聞きました。人と言葉はつながっていることが直に伝わってくるお話でした。
 小学校に通う子供も感動をもって言葉を受け止めたときがあったと思います。慣れてくるとそれをあたり前に受け止め勝ちですが,感動をもって受け止めた経験を思い起こしましょう。学ぶとは何か。私たち大人がまず振り返る機会をいただきました。