十一月
- 公開日
- 2012/11/13
- 更新日
- 2012/11/13
校長室から
子どもが見せる姿
日に日に秋が深まり,朝夕の冷え込みが木々の葉を色付かせる季節になりました。11月,霜月がやってきましたが,『この秋は,はたして「実り多き秋」にできるかな?』と,ふと思っています。学校のプール東側の畑では,サツマイモの収穫ができました。自治連合会安馬英男会長様にこの数年間お世話になっているのですが,今年も二年生と三組の子どもたちがイモ掘りをして,たくさん収穫できました。これから,今月は,6日の「学芸会」で,子どもたちは,各学年・学級で劇や音楽を演じます。15日には,「支部大文字駅伝予選会」で,6年生が,春から半年間,早朝や休日・部活動の時間に走ってきた成果を示します。また,各学級では「個々の教科の学習」での成果が表れてくる時期です。それぞれに「子どもが見せる姿」が,私達にとっての「収穫」です。「実りの秋」になるようにしたいと思います。
さて,今,この「子どもが見せる姿」のことで,少し違う意味で,「問題・課題」に思っていることがあります。
学校で子どもは,個々に一人一人違った姿をみせてくれています。子どもによってそれぞれ個性があり,違う姿があって良いと思います。基本的に,今,学校では,個性を見せつつ,どの子も担任や関わってくれている先生の話や指導・注意を素直に聞ける子どもたちばかりです。ところが,子どもによっては,(全ての児童の行動がそうではないのですが,)人(相手)によって,場所によって,態度が変わるということが課題です。
良い意味で,TPO〈時(time)、所(place)、場合(occasion)に応じた服装などの使い分け〉を考えて切り替えができているのであれば良いのですが,そうでない場合があります。
例えば,「教室(自分の学級)では担任の先生が厳しいのでおとなしくしているが,放課後学び教室や学童保育(児童館)では先生が優しいのでルールを守れず好き放題にしている。」というようなケースを時々耳にします。子どもは,成長の過程で,場面に応じて態度を変えるようになることがあるかと思います。それはそれで,必要なこともあるのですが,問題は,言葉づかいや人との接し方において,「普段,正しい行動ができている」にもかかわらず,場面が変われば「人を大事にしない誤った行動・態度をとる」ことです。
その要因としては様々な理由が考えられます。相手が,自分のことを理解してもらっている人・厳しく叱る人・優しい人・甘えられる人・よく知っている人等々の違いによって態度が変わることがあるでしょう。実際に,家庭で・親の前で・祖父母の前で・学校で・担任の前で・友達の前で・児童館でと相手や場面が変わると,行動が変わることはよくあると思います。
大事なことは,「どんな場面でも変わらずに人を大切にできる心と態度」を子どもに培っていかなければならないことだと思います。子どもの正しい成長を願い,日々,指導を積み重ねつつ,長い目で見守っていけるよう心掛けています。
校長 久保田 耕司